「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

「死刑執行」 ラジオ放送

2008年04月17日 23時48分02秒 | 死刑制度と癒し
 
 死刑執行現場の音声を 録音したテープを、

 文化放送がラジオ番組で 放送することになりました。

 5月6日午前10時から、

「死刑執行 (仮題)」 という番組で 55分間流します。

 音源テープは、1955年の実際の死刑執行を、

 大阪拘置所が 職員教育などのために 制作したものだそうです。

 文化放送は、裁判員制度を前に、死刑の現状を 広く伝えるためとしています。

 関係者への取材も含め、死刑の現状を 掘り下げる趣旨だといいます。

 死刑執行を告げる 刑務官の声や、読経、

 死刑囚と刑務官の 最期のやり取りなどが 録音されているということです。

 遺族の了承は 取っているとのこと。

 ただし、拘置所が作成したテープだとすると 客観性を欠き、

 実態を伝えていない可能性がある という意見もあります。

 法務省は、拘置所が執行を録音した事実は 確認していないといい、

 死刑囚に隠して 録音したものかもしれません。

 しかしながら、今まで全く 闇の中に閉ざされていた 死刑執行の現場が、

 一部でも公開されることは、

 死刑というものを考える上で 非常に貴重なことだと思います。

 1年後に始まる 裁判員制度では、

 誰しもが自ら 死刑判決を下す現実に 直面するかもしれないわけです。

 日本は先進国で唯一、死刑が増加傾向にありますが、

 大半の人は 死刑現場の実感を 持っていないと思います。

 自分の考えや裁きが どういう現実に繋がるのかということは、

 ぜひ 知っておかなければなりません。

 当日の放送を 心して聞くつもりです。
 
(続く)
http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/54095758.html
 

〔余談〕

 法務省が 裁判員制度のPRのために 設置した、

 「裁判員 参上!」 という看板が、センスがないと 顰蹙を買っています。

 どんな言葉がいいか、鳩山法相に ネットで寄せられた意見で 一番多かったのは、

 「友だちの友だちは 裁判員」

 だったそうです。 (^○^;)
 


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