「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

マインドフルな 「私」 を主語にした発言 (2) (解答)

2016年08月13日 20時40分13秒 | 「DBT実践トレーニングブック」より
 
(前の記事からの続き)
 
  「私」 を主語にした、 考えられる解答です。
 
1. 「私はひどい気分だ」
 
   「私は (あなたがそれをすると) ひどい気分になる」
 
2. 「私は あなたがそれをすると 苛々する」
 
3. 「私は いま怒っている」
 
4. 「私は あなたがそれをすると、 馬鹿にされているように感じる」
 
5. 「私は あなたにそのようにからかわれると 腹が立つ」
 
6. 「私は あなたに無視されると 気分が悪い」
 
7. 「私は あなたがそれをすると とても傷つく」
 
8. 「私は あなたがそれをすると とても傷つく」
 
9. 「私は あなたにそうされると、 とても傷つく (侮辱を感じる)」
 
10. 「私は あなたが 私の見方を考慮してくれないとき、 不快に感じる」
 
  ( 「あなたは 頑固すぎるように感じる」 というのは、
 
    相手に対する 隠れた価値判断です。)
 
 マインドフルな 「私」 を 主語にした発言は、
 
 あなたがどう感じるか, どうして欲しいかを、 伝えるための方法ですが、
 
 それは あなた自身の感情に対する マインドフルな認識に関わるものなのです。
 
〔「弁証法的行動療法 実践トレーニングブック」星和書店
(マシュー・マッケイ,ジェフリー・C・ウッド,ジェフリー・ブラントリー)
 訳/遊佐安一郎,荒井まゆみ〕より
 [星和書店の許可のうえ掲載]