「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

否定的な価値判断

2016年08月02日 21時19分06秒 | 「DBT実践トレーニングブック」より
 
※練習 4-2 否定的な価値判断
 
 最初のステップは、
 
 自分が価値判断的で、 批判的になっていることに 気付くことです。
 
 以下にあるのが、 否定的な価値判断の 記録の例です。
 
 これから1週間、
 
 あなたがする全ての 否定的な価値判断と批判を 記録してください。
 
 新聞やテレビで見たこと, 自分自身や他人についての 価値判断などが含まれます。
 
 例に従って、
 
 価値判断を [いつ] [どこで] [何を?] 行なったかを、 記録してください。
 
 (注: 記録ができたら、 後で出てくる  「価値判断を鎮める練習」 で使うため、
 
  取っておいてください。)
 
否定的な価値判断の記録 【例】
 
 [日曜日 14:00]  [家で]
 
 [「日曜日は嫌いだ。 いつも退屈する」 と思った。]
 
 [日曜日 18:30]  [家で]
 
 [ガールフレンドに、 彼女の着ているシャツが 気に入らないと言った。]
 
 [月曜日  8:30]  [通勤中、 バスの中で]
 
 [馬鹿みたいな運転をする人たちを、 どれだけ嫌いかを考えていた。]
 
 [月曜日 11:00]  [職場で]
 
 [毎日 同じ質問をする同僚が いかに馬鹿げているか考えた。]
 
 [月曜日 12:30]  [職場で]
 
 [スペックの低いPCを 買う上司を、 いかに嫌っているか考えた。]
 
 [月曜日 13:45]  [職場で]
 
 [ミスをした自分に腹が立ち、 自分を 「馬鹿野郎」 と罵った。]
 
 [月曜日 14:30]  [職場で]
 
 [新聞で首相の記事を読んで、 首相に対して頭に来た。]
 
 [月曜日 16:15]  [職場で]
 
 [自分がいる部屋の 壁の色がひどいと思った。]
 
 [月曜日 17:15]  [帰宅中、 バスの中で]
 
 [乗客に、 ラジオの音が大きくて 失礼だと告げた。]
 
 [月曜日 23:00]  [家で]
 
 [遅くまで起きていて、 睡眠時間が短くなる自分に いらついた。]
 
 
否定的な価値判断の記録
 
 [いつ]  [どこで]  [何を?]
 
 [いつ]  [どこで]  [何を?]
 
 [いつ]  [どこで]  [何を?]
 
 [いつ]  [どこで]  [何を?]
 
 ……………………………………………
 
 ……………………………………………
 
 
〔「弁証法的行動療法 実践トレーニングブック」星和書店
(マシュー・マッケイ,ジェフリー・C・ウッド,ジェフリー・ブラントリー)
 訳/遊佐安一郎,荒井まゆみ〕より
 [星和書店の許可のうえ掲載]
 
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