「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

「境界性人格障害=BPD 実践ワークブック」

2015年01月15日 21時40分30秒 | 「BPD 実践ワークブック」より
 
 ランディ・ クリーガーさん著 「境界性人格障害=BPD 実践ワークブック」
 
 〔星和書店〕 (遊佐安一郎監訳) の内容を抜粋・ 要約し、 紹介していきます。
 
 ノン・ボーダーライン (non-BPD) の人が、
 
 BPDの人とどのように 一緒に生活し、
 
 自分自身の人生を コントロールしていくかがテーマです。
 
 
パート1 混乱状態から解明へ : 境界性人格障害の理解
 
第1章 はれものにさわるような状況
 
 BPDのいくつかの特徴は、 BPDの人を 目にしたり関わり合ったりする、
 
 もう一人の人間の存在を 前提にしています。
 
 (関わり合うことを 「ボーダーライン・ ダンス」 とも言い、
 
 二人でステップを踏む 社交ダンスのイメージです。)
 
※アクション・ ステップ1
 
 ワークブックが伝えるスキルの優先順位づけ
 
 このワークブックが伝える 幾つかのスキルを、 以下に挙げます。
 
 あなたにとって 最重要項目には 「1」、 二次的な関心事には 「2」、
 
 関心の低い項目には 「3」 を 記してください。
 
_ 大切な人が BPDの特徴を持っているかどうかの 判断を助ける
 
_ ダメージの回復を試みるため、 問題にどのように影響されてきたかを 説明する
 
_ 望まない結果を予防できるよう、 BPDの行為が どのように影響するかに、
 
  焦点を当てる
 
_ BPDの人が どのように世界を見て、
 
  あなたとボーダーの人の人生に どういう影響を与えるか、 解明する
 
_ BPDの人が なぜ人を混乱させる 振る舞いをするのか、 説明する
 
_ よりよい決断ができるように、 脳がどのように 感情を処理するか、 説明する
 
_ あなたが変わる動機づけとなるように、 障害が要求する代償を測る
 
_ 効果的な対応ができるように、 BPDの人への あなたの反応を浮き彫りにする
 
_ BPDの人に、 行動の責任を取らせるようにし、 そこから学ばせることを手伝う
 
_ コントロールできるという 感覚に繋がるよう、
 
  あなたが自分の行為に 責任を持つことを助ける
 
_ 自分の人生の 「所有者」 になるために、 人生をコントロールする 力を高める
 
_ 同じ過ちを繰り返すのを防ぐ
 
_ 混沌状態や危険な状況を 最小限にとどめる
 
_ あなたの個人的境界を見出し、 それを伝達する
 
_ これらの境界を BPDの人に伝える
 
_ 専門家の助けを見出す
 
_ 多くの選択肢からの選択を助ける
 
〔「境界性人格障害=BPD 実践ワークブック」 (星和書店)
 〈ランディ・クリーガー著/監訳:遊佐安一郎〉 より〕