「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

ヒョウモンチョウのさなぎが 羽化した! (2)

2014年10月31日 20時36分14秒 | Weblog
 
(前の記事からの続き)

 羽化したヒョウモンチョウが、

 1時間後くらいに 真っ赤の血のような液を 排出しました。

 これは蛹液というもので、 知らないとびっくりしますね。

 蝶になると 蜜を吸うようになるため、 幼虫の時の消化管が不必要になり、

 それが溶かされて 赤い液として排出されるのだそうです。



 それからしばし、 ぱたぱたと羽根を羽ばたかせ、 虫かごの中を動き始めました。



 そして羽根を広げましたが、 やはり左の羽根の先が 伸びきっていません。

 裏から見ると、 向かって右の内側の羽根が めくれてしまっています。

 触覚も片方が丸まった状態で 伸びていません。





 羽化して、 羽根に体液が浸透するのが うまくいかず、

 羽根がしっかり広がらないことがあるのは 知っていました。

 自然の厳しさですね。

 また、 足も4本しか見えず、

 昆虫は足が6本なので、 これも羽化の失敗なのかと思いました。

 ところが調べてみると、

 蝶の仲間には 2本の足が退化して 4本足の種類が結構あるそうです。

 これは正常でした。

(次の記事に続く)