「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

感情をコントロールしましょう (1)

2014年05月04日 21時24分12秒 | 「BPDファミリーガイド」より

 愛する人がBPDの人なら、

 計り知れない心配, 罪悪感, 自尊心の低下, 怒りなどがあるでしょう。

 心配と罪悪感は 親によく見られます。

 BPDの子供は大人になると、 自分に自信を持てず苦しみます。

 パートナーがBPDの人なら、 怒りが感情の大半を占めます。

 (親は怒りを うつに変える傾向があります。)

o 心配しないで、 元気を出して

 BPDの気分の変化は予測不可能で、 電光石火で起こるため、

 先の予想がつきません。

《カーネギーの問題解決法》

 non-BPDは、 自分に問題解決能力があることを 忘れがちです。

 心配性にならない秘訣は、 自分の世界を区別することです。

 気分が悪いときは 気分の悪さを味わってください。

 泣いて叫んで、 悲鳴を上げて、 柔らかいものを壁に投げつけ、

 そして昼寝をしましょう。

 できることに焦点を合わせてください。

ステップ1:

 問題をひとつ選び、 それに関する事実を 落ち着いて集めてください。

 心配の半分は、 事実を把握する前に 決断しようとして起こります。

ステップ2:

 事実を分析してください。

 例えば、 お金や時間がないと言うのではなく、

 少しでも無駄にしている お金や時間がないか、 考えてみましょう。

 何が重要かを考えてください。

ステップ3:

 決定したら、 行動に移してください。

 すぐに諦めないでください。

 とはいえ、 BPDの人に 効果が見られない方法に 固執しないでください。

 ふたつを見極める要素は 時間 (数年) です。

(次の記事に続く)

〔「境界性パーソナリティ障害ファミリーガイド」(星和書店)
 〈ランディ・クリーガー著/監訳:遊佐安一郎〉より〕