蛾遊庵徒然草

おこがましくもかの兼好法師にならい、暇にまかせて日頃感じたよしなし事を何方様かのお目に止まればと書きしるしました。

日米首脳会談 安倍首相を見直した!

2017-02-13 23:44:59 | 時事所感
2017.2.13(月)
 二日間にわたる日米首脳会談。悪評高きモンスター大統領トランプ。
わが安倍首相はその懐に飛び込んで、握手嫌いと噂のたかいトランプ氏からしっかとその手を両手で挟まれて19秒も長い握手で迎えられた。

 そして我が国にとって、今や痛し痒しの尖閣死守に不可欠な日米安保条約第5条の適用について、心強い一言一筆を確保できた。
 つい先日までは、在日米軍の総ての費用を日本持ちにさせる、でなければ駐留米軍を撤退させ、
代わりに日本は勝手に核武装すればよしと吠えまくっていた猛犬が、
手のひら返したように、日本の負担には感謝しているとの豹変ぶり。
 まずは愛でたしではないか。

 これも安倍首相が、持病をこらえて18プラス9ホールのゴルフにニコニコ仲良く付き合った賜物ではないか。
 これに対して、野党民進党の野田幹事長は、その労をねぎらうどころか、「ドラえもん」のスネ夫になった!と揶揄した。
 何という無責任さ日本国民としての矜持のなさだろうか。

 まさに、それは、戦後70年にもなるというのに、独立自尊、自分の国は自分で守るための手足を縛られてきた事に対して、
それが当たり前としてきた我々国民一人一人の自覚のなさにあるのではないか。
 東西冷戦の崩壊により、米国が日本を、その陣営につなぎ止めておく必要性はほとんど無きに等しくなっているのではないか。

 先のプーチン安倍会談で北方四島の返還について何らの色よい返事が返ってこないのも、
ロシア側の論理にすれば、日米安保条約の存在が最大のネックとか。

 やはり、我が国は、この辺で今一度、現状の国際情勢の中で、分けても隣国中国が傍若無人な勝手な振る舞いを押し通そうとしている中で、
さらには凶人国家北朝鮮が、今や我が国をその核ミサイルの射程距離の中に置く中で、自分の国の安全をどう守っていくのか、
今一度、我が国をひとたび滅亡の縁に追い込んだ戦前の国家体制を謙虚に真摯に反省した上で、
憲法改正を真剣に考えるときにきているのではないだろうか。