グラフィックディレクター 大里早苗 ブログ

東京港区のデザイン会社、グラフィックメイトの代表を務める大里早苗のブログです。

ニュースレターを紹介いただきました

2024-01-20 13:15:18 | ユニバーサルデザイン
東京都港区六本木の【「見えにくい」をなくしたいデザイン会社】グラフィックメイトの大里早苗です。グラフィックメイトでは、印刷物などのメディアをユニバーサルデザインでご提案しています。音声コード Uni-Voice(ユニボイス)への対応もしています。

先日取材させていただいた「日本視覚障がい情報普及支援協会(Javis)」様が、当社のニュースレターをfacebookページで紹介してくださいました。

紹介記事はこちら→日本視覚障がい情報普及支援協会様のfacebookページ


▲音声コード付きのニュースレター「グラフィックメイトの社窓から」


本年4月から改正障害者差別解消法が施行され、一般企業や団体にも「合理定配慮の提供」が義務化されます。
印刷物にユニボイスコードを掲載することは、印刷物における合理的配慮になります。切手1枚分のスペースでできる法律への対応。なんとハードルの低いことか!

当社は紙面にコードを掲載するルールや、触ってコードの位置を知るための切り欠き加工の入れ方など、Javisさんにアドバイスいただきながら経験を積んでいます。当事者の方にとってもわかりやすい音声コード用の原稿作成、デザインを制作いたします。

他社より一歩リードして法律への対応をお考えの企業様、まずはお気軽にご相談ください。ニュースレターをお読みになりたい方もぜひご連絡ください。

お問い合わせはこちら

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わかりにくさの社会問題

2023-08-24 14:33:43 | ユニバーサルデザイン
東京都港区六本木の【「見えにくい」をなくしたいデザイン会社】グラフィックメイトの大里早苗です。グラフィックメイトでは、印刷物やWebサイトなどのメディアをユニバーサルデザインでご提案しています。音声コード Uni-Voice(ユニボイス)へのご対応もしています。

8月18日〜20日に開催された「伝えるためのユニバーサルデザインフェア」に行ってきました。


▲8月18日〜20日までのプログラム


私が受講したのは、一般社団法人ユニバーサルコミュニケーションデザイン協会の常務理事・事務局長 三村 一夫氏のセミナー。
【お客様に「わかりやすい」情報発信をするために】
印象的だったのは「わかりにくさの社会問題」があるということ。いくつもの具体的な事例をお話しくださってとても参考になりました。

その一つが「新型コロナウイルス感染症対策」の10万円給付の申請。
ある自治体が発送した申請書には、受給対象者の名前が印字されていて「不要な人にチェックしてください」と書かれていたそうです。
ところが日頃のアンケートなどでは「必要なものにチェック」することが多いため、必要にもかかわらず「不要」にチェックされたものが多かったそうです。
結果として確認のための時間やコストがかかってしまったというお話。

もう一つはある保険の契約書。
「ご契約される前に必ずお読みいただきお申し込み下さいますようお願いいたします」
という文言があったそうです。よ〜く読めばわかるものの「え?つまり何?」と読み返してしまいます。
 ・2つのことを1つの文章で言っている
 ・敬語の使いすぎでかえって回りくどい
ということがわかりにくさの原因。
「ご契約前によくお読みください」
こう言い換えることでスッキリ伝わります。丁寧ならいいというものではないですね。

他にもさまざまな例を挙げて、デザイン会社として当社が心がけている「伝わるデザイン」の重要性をはっきり言語化してくださいました。
「わかりやすい情報発信」は「わかりにくさの社会問題」を解決できる。
「伝わるデザイン」は、お客さまのためだけでなく発信側のためにも非常に大事なこと。

グラフィックメイトでは原稿作成からデザインまで、トータルに「伝わるデザイン」をご提案します。

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音声コード Uni-Voice(ユニボイス)の無料トライアルを実施しています。当社webサイト「お問い合わせ」から「音声コードのご相談、無料トライアルの申込み」にチェックを入れてお申し込みください。XSサイズ、または Sサイズ の音声コードを無料で作成いたします。
詳細は当社Webサイトの「無料トライアル 実施中」をご覧ください。

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字幕制作の経験が生きる 年史の原稿作成

2023-06-08 12:45:46 | 記念誌・年史のあれこれ
東京港区の編集もできるデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
だいぶ昔の話になります。デザインの仕事をする前は、海外ドラマや映画の「日本語版制作」という仕事をしていました。
「日本語版制作」とは、外国語の映画やテレビ番組、ゲームなどのコンテンツを日本語に翻訳し、日本語の音声(吹替え)や字幕を制作する仕事です。
私が日本語版制作を始めた頃は、吹替版よりも字幕版の方が多かったように思います。声優さんを起用する吹替版より、字幕版の方が制作費が安価ということもあったのでしょう。
字幕制作では、まず翻訳者が原語を日本語に翻訳します。字幕翻訳者としては戸田奈津子さんが有名ですね。ほんの数回ですが、ご一緒させていただきました。
翻訳者さんは原語をただ日本語に訳すのではなく、画面の話者の喋りに合わせた文字数のセリフにします。
セリフとなった字幕原稿を受け取ってからが、字幕制作者の主な仕事になります。翻訳者が訳したセリフが映像に対して適切か、話者の喋りと合わせたときに文字数が多すぎ・少なすぎないか、などを確認して、不適当であればセリフを直します。
その後、クライアントに確認してもらいます。

ここでいうクライアントとは、劇場用の映画であれば映画配給会社の担当者、テレビ放送用であればテレビ局の担当者、ということになります。
私が字幕制作を始めた初期には、某テレビ局の担当さんからとても丁寧な(当時はキビシイと感じた)原稿チェックを受けました。
セリフについている「?」や「!」などの役物(やくもの)の使い方も一つひとつ「イルカ」とチェックが入り、本当に必要かどうかを検討させられました。
 *イルカ=要るか=必要か?ということ
例えば、「出身はどちらですか?」というセリフに「?」は必要か?という具合です。確かに無くても通じますよね。
映画や海外ドラマでは、画面で俳優さんが話している雰囲気でもニュアンスが伝わります。そのためなおさら役物の使い方を意識しろ、ということだったのでしょう。


▲役物(やくもの)にはいろいろあります。

いくつもの作品でそういう指摘を受け、役物の使い方も意識するようになりました。
役物は、文章に疑問や驚き、間を持たせる、などそれぞれの効果がありますが、あまりにも頻繁に使用すると文章が読みづらくなってしまいます。また、文章の文脈によっては使用しない方がよい場合もあります。
今、年史の原稿確認をする際などはそのときの経験が生きていると感じています。役物が多用されていて読みづらくなっていないか、本当に必要な役物か。そんなことも意識して使うことを心がけています。

一方でSNSやブログなどでは、絵文字やマークを積極的に使用することで、文章をより親しみやすく魅力的にすることができます。いわゆる「字面(じづら)で伝わることもあるでしょう。
文章の目的やターゲット、あるいは時代に合わせて、役物や絵文字も使い方を意識して適切に使用していきたいと考えています。

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グラフィックメイトでは社史・年史・記念誌制作についてのご相談を受け付けています。
オンライン相談は初回無料(30分程度)/メール相談無料。
まずはお問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。

●こんなこともご相談にのります。
 社史年史ってそもそもどうやって進めれば良いかわからない
 ○周年までに制作したいけれど、間に合う?
 社員みんなで作る方法はある?
 社員はあまり関われないけどどこまでやってもらえる?
 社史年史の有効な使い方は?
 他社さんの見積額や進行について適切か知りたい
 
最後までお読みいただきありがとうございました。

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「広報・IR EXPO」に行ってきました

2022-05-12 09:39:12 | デザインいろいろ
東京港区の編集もできるデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
東京ビッグサイトで開催されている「広報・IR EXPO」に行ってきました。
「総務・人事・経理 Week」というイベントの構成展示会という位置付けで、「総務サービス EXPO」「福利厚生 EXPO」「オフィス セキュリティ EXPO」…など9つのEXPOが開催されてます。


▲東京ビッグサイトで開催されている「総務・人事・経理 Week」


「広報・IR EXPO」では動画制作関係の展示が多く見られましたが、興味を引いたのはヘルスケアコラムを無償で提供するサービス。社内報などにはよく健康情報が掲載されていますが、それを無償で提供してくれるとか。これは原稿作成に悩む社内報担当者さんにはありがたいサービスですね。

社史・年史、記念誌制作をしている当社としては、周年行事サポートの会社さんが出展されていたのも興味深かったです。
こちらの会社さんが出展されていたのは「福利厚生 EXPO」のコーナー。福利厚生なのか〜と少々意外な気もしました。

9つものEXPOが同時開催されていて、いずれも一つの招待券で出入りできるので他のEXPOもちょっとのぞいてみました。「福利厚生 EXPO」のコーナーには社食やドリンクサーバー等の企業さんが出展されていて、飲み物などいただいてしまいました♪ 社食サービスなど、小さな会社の当社にとってはちょっと憧れだったりもします。

総務・人事・経理 Week」は東京ビッグサイトで5月11日〜13日の開催です。

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●こんなこともご相談にのります。
 パンフレットを作りたいけど原稿が作れない。
 キャッチコピーはどうすればいい?
 とにかく急ぎ!
 アクセスマップ、乗り換え案内を作って欲しい。
 高齢者にも色覚障がいのある人にも見やすくしたい。

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コンマとテン、ピリオドとマル

2022-04-13 13:43:24 | DTP覚え書き
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。当社は編集もできるデザイン会社です。
編集とは材料を取捨選択して制作側の意図や読み手(閲覧者)の視線などを考えてまとめること。それを図や写真を挿入したり、難しい説明をフローチャートやグラフなどでビジュアル化してわかりやすくし表現することが「デザイン×編集」です。あなたのビジネスをデザインと編集の力で加速しましょう!

以前【「,」(コンマ)と「、」(テン)】というタイトルでブログを書きました。お客様からいただく原稿で、コンマとテン、ピリオドとマルが混在して使われていることがあるからです。
そのときは「今後、具体的な検討が必要と考えられる課題の一つとして挙げていたもの」としてコンマとテンについても見直しが検討されているところでした。

その後、文化審議会は「公用文作成の考え方」を決定したとのことで、令和4年1月7日付で【公用文作成の考え方(建議)】が発表されました。そこには横書きの場合の「読点」は、原則として「、」を使用することが明記されています。

句点には「。」読点には「、」を用いる。横書きでは、読点に「,」を用いてもよい
句点には「。」(マル)、読点には「、」(テン)を用いることを原則とするが、横書きでは事情に応じて「,」(コンマ)を用いることもできる。ただし、両者が混在しないよう留意する。学術的・専門的に必要な場合等を除いて、句点に「.」(ピリオド)は用いない。欧文では「,」と「.」を用いる。
公用文作成の考え方(建議)より

一般的な文章では「。」(マル)と「、」(テン)を使うのが原則。当社の原稿作成や校正においては、その方針で進めようと思います。

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利用者の知りたいことを伝えよう

2022-03-07 12:48:59 | デザインいろいろ
東京都港区六本木の【「見えにくい」を解決するデザイン会社】グラフィックメイトの大里早苗です。
当社は編集もできるデザイン会社です。編集とは材料を取捨選択して制作側の意図や読み手(閲覧者)の視線などを考えてまとめること。図や写真を挿入したり、難しい説明をフローチャートやグラフなどでビジュアル化して、わかりやすく表現することが「デザイン×編集」です。あなたのビジネスをデザインと編集の力で加速しましょう!

接骨院を開業される方の開院チラシを制作しました。
住所や電話番号、地図、受付時間など、開院に当たってお知らせしたいことをご連絡いただきました。でも「自分だったら知りたいこと」がまだまだあります。

・院長さんやスタッフの方はどんな人か
・予約は必要か。必要ならどうやって予約するか
・感染症などにはどういう対策をしているか
・どんな症状の人に向いているのか
・どんな施術をしてくれるのか
・保険は効くのか。自費診療か
・服装は?スカートで行っても大丈夫?
etc.

開院の準備でお忙しい院長さんは、それらの情報を原稿にまとめるお時間が無いようでした。ならば、とこちらで掲載文を考えてご提案。内容の正否などチェックしていただきました。
「後で掲載を検討する」とお考えの部分もあり、まだ情報不足の面もありますが、患者さんが知りたいことを少しは追加できたと思います。

当社では開業の準備で忙しい社長様、院長様に代わって原稿作成もお手伝いします。
利用者の立場として、第三者として「知りたいこと」のご提案もしております。お気軽にご相談ください。

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●こんなこともご相談にのります
 パンフレットを作りたいけど原稿が作れない。
 キャッチコピーはどうすればいい?
 とにかく急ぎ!
 アクセスマップ、乗り換え案内を作って欲しい。
 高齢者にも色覚障がいのある人にも見やすくしたい。

まずはお問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。

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年史制作 何はなくとも「期間」と「予算」

2021-11-05 16:10:47 | 記念誌・年史のあれこれ
東京港区の編集もできるデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
グラフィックメイトは年史、記念誌の制作を手がけて54年。さまざまなタイプの年史、記念誌を制作してきました。年史・記念誌の制作でまず考えなければならないのが「期間」と「予算」です。

期間を決める条件には、次のようなものがあります。

・創業からの年数は?
・初めての年史制作か、2回目以降か?
・何年分をまとめるのか?
・総ページ数は?
・資料は整理されているか?


とは言え一般的に大きく影響するのが、年史を配布する記念式典などの日程が決まっている場合です。動かせない締切に向かって、上記の条件をクリアしていく必要があります。
締切がまだ決まっていなくても、できるだけ早い始動を。締切が決まってしまっているなら、一刻も早い始動が必要です。

次に予算です。予算によって、制作できる社史・年史の仕様、部数が決まってきます。
制作工程は次のようなものがありますが、そのうちどこまでを自分たちで行うのか、どこまでを依頼するのかによって費用は大きく変わってきます。

編集、取材、原稿作成、撮影、表・グラフ・年表の作成、
誌面のデザイン・レイアウト、校正、進行管理、印刷、製本

ページ数や、どんな仕上がりの型にするか。判型と言われるサイズの選択や、どのような用紙を使用するかという点も予算に影響してきます。
いくつもの要素が複雑に絡みあっていますので、編集・デザイン会社や印刷会社に見積り依頼をされることをお勧めします。

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グラフィックメイトでは社史・年史・記念誌制作についてのご相談を受け付けています。
オンライン相談は初回無料(1時間程度)/メール相談無料。
まずはお問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。

●こんなこともご相談にのります。
 社史年史ってそもそもどうやって進めれば良いかわからない
 ○周年までに制作したいけれど、間に合う?
 社員みんなで作る方法はある?
 社員はあまり関われないけどどこまでやってもらえる?
 社史年史の有効な使い方は?
 他社さんの見積額や進行について適切か知りたい
 
最後までお読みいただきありがとうございました。いいねやフォローをしていただけると嬉しいです。

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年史制作の期間と費用

2021-05-11 15:04:45 | 記念誌・年史のあれこれ
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
当社は社史・年史、記念誌を制作して55年。100年越えの企業さんや行政さんの社史制作をさせていただくこともあります。通常は20年史から50年史くらいのご相談が多く、「初めてだからどうしたらいいかわからない」というお声を聞きます。その中で最も多いのが次の2点のご質問です。

1、制作期間はどのくらいみればいいの?
2、費用はどのくらいかかるの?

これはお客様の方でどこまでのご準備ができているか/できるか、に大きく左右されます。

1、制作期間
・「いつまでに作りたい」というご希望があるか。
・周年記念で式典などの開催を予定している場合、式典も掲載したいか、式典に配布したいか。
・社内で制作に関われる人数はどのくらいいるか。
・どのような社史・年史/記念誌を作りたいか。
書籍のような文章中心
写真集のようなビジュアル中心
マンガでストーリー仕立て
みんなで作る社員参加型
詳細はWebで!Webとの融合型
…ほかにもいろいろありますね!
 
2、費用
・過去の社内資料がどの程度、どのように保管・管理されているか。
・社内報や広報誌、あるいはニュースレターなどを定期的に発行しているか。
・月報、年報などは作成しているか。
・画像データも含め、素材はデータ化されているか。
・まとまった資料がない場合や素材がデータ化されていない場合、資料まとめや原稿作成、素材のデータ化などは社内で行うか。

こういったことは組織ごとに状況が違います。
作りたい年史/記念誌によって、あるいは素材の状態によって、関わる人数によって、期間も費用も変わります。
そして場合によっては制作の依頼先が変わってくる場合があります。

もうひとつ、最終的に社史・年史/記念誌をどう「使いたいか」。
これがしっかり決まっていれば「どのような社史・年史/記念誌を作りたいか」の方針も決めやすくなります。

「じゃあ、こんな場合の期間や費用を教えて」という方!
  ↓
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オンライン相談は初回無料(30分程度)/メール相談無料。
まずはお問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。

●こんなこともご相談にのります。
 社史年史ってそもそもどうやって進めれば良いかわからない
 ○周年までに制作したいけれど、間に合う?
 社員みんなで作る方法はある?
 社員はあまり関われないけどどこまでやってもらえる?
 社史年史の有効な使い方は?
 他社さんの見積額や進行について適切か知りたい
 
最後までお読みいただきありがとうございました。

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PTA広報誌 こだわりもほどほどに

2019-06-27 11:52:33 | PTA広報委員の覚え書き
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
娘の高校のPTA広報委員になって担当した、最初の広報誌がまもなく校了となります。
この間、運動会や球技大会などの大きなイベントがあり、取材や原稿作成に奔走していました。学年ごと、あるいは学年をまたぐ連絡や打ち合わせを通じて、高校のことをそれなりに把握できるようになったのは大きな収穫です。


中学でもPTA広報委員を経験しましたが、毎年引き継ぐ「制作方針」「編集方針」のようなものはなく、その年の広報委員たちがその年ごとに方針を考えて進めていました。一方、高校の広報委員会では「制作方針」「編集方針」がきちんと決まっていて、毎年引き継がれていました。今回私はデザイナーとしてではなく、あくまでも制作の立場で関わっているので、広報委員会の方針にそって制作をすすめデザイナーさんにお願いをすることになります。

日頃デザイナーの立場で原稿を受け取るときは、「あとから直さなくていいように、ちゃんと編集方針にそった原稿をいただきたい」と思っていましたが、これはなかなか難しいことだとあらためて実感しました。敬称の付け方、記名原稿の場合の取り扱い、全体を通しての表記の統一…。あとから修正しなくて済むよう、完璧な原稿をデザイナーさんに渡すぞ!という意気込みとは裏腹に、初稿を出してもらってから細かい直しがポロポロ出てきました。
きっと当社のクライアントさんたちも、できるだけ直しが無いように努力をしてくださっているんだな、と改めて思いました。

またPTA広報誌などの場合は「なんでもかんでも絶対に間違えてはいけない」と思う必要はない、むしろ思わない方がいい、ということも新たな発見でした。今回は「ドッチボールかドッジボールか」といったことが出ましたが、それこそどっちでも意味は伝わります(「朝日新聞の用語の手引」ではドッジボール)。スポーツ雑誌だったら競技名の表記間違いは問題かもしれませんが、PTA広報誌で表記が少々違っていてもどなたかを傷つけるわけでもなく、失礼にあたるわけでもありません。学校の発表と生徒の作ったプログラムが違っていたら「○○に準じました」ということで良いのでしょう。PTAなどはボランティアで参加しているのですから、こだわりすぎて参加している方々が不快な思いをすることがあってはいけませんね(自戒の念をこめて)。

こだわりもほどほどに。制作側の事情も理解しながら仕事も進めていきたいと思います。

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「あってはならないミス」を防ぐ

2019-06-17 11:19:56 | 記念誌・年史のあれこれ
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
先日、『東京都のウェブサイトで、児童虐待防止を啓発するマスコットキャラクターの紹介文が「児童虐待推進キャラクター」と、「防止」の文字が誤って抜けていた』というニュースをやっていました。ご覧になった方もいらっしゃることでしょう。


▲「OSEKKAIくん」の紹介文部分の「防止」が抜けていた

「あってはならないミス」としてニュースで取り上げられていましたが、こういうミスは実は意外とあるものです。
今回ほどの大問題とまではいかないまでも、メインタイトルや重要人物の名前・肩書きなど「間違えてはいけない」ところの間違い。こういうミスは、校正する人が多い時ほど生じやすいように思います。「大事なところだからみんなが確認しているはず」「重要人物だから誰かがチェックしているはず」という気持ちを、無意識に持ってしまっているのではないでしょうか。

多くの人がチェックすることは校正の精度があがり間違いを見つけやすくなる一方、どこかで人任せになってしまうこともあります。人数が多いときは漫然とみなが同じように校正するのではなく、注力する点を分担するという方法もあります。例えば…
●原稿作成者や発行者として確認するチーム/元の原稿とのひき比べをするチーム/一般の読者・閲覧者の視点で見るチーム
●見出しを中心に確認するチーム/本文の誤字脱字を確認するチーム/内容の齟齬を確認するチーム

社史や年史などの場合は
●年号を確認するチーム/その時点での肩書きや人名を確認するチーム/本文と年表との整合性を確認するチーム

といった分担も有効です。
「チーム」の人数が多いとそれはまた「人任せ」が発生しかねないので、注力項目を細かく分けて一人一人の責任を明確にする、というのもポイントです。
一人一人が責任を持って校正し、「あってはならないミス」を防ぎましょう。

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縦組みで小数点

2018-11-07 14:05:10 | DTP覚え書き
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
年史や冊子を縦組み(縦書きで文章を組む)で制作することがあります。原稿を執筆される方はWordなどで横書きに書いていらっしゃるので、そのまま縦組みにするとおかしなことになる場合があります。その筆頭が数字です。
そもそも算用数字を使うのか、漢数字を使うのか。執筆者が複数の場合など、漢数字と算用数字が混在することはしばしばです。その冊子なり年史なりの方針として、どちらを使うかを決めてから執筆依頼をするとよいでしょう。できれば原稿作成時も縦書きにしておくと仕上がりイメージに近くなります。

算用数字を使う場合は、2桁までを横に並べ3桁以上の場合は縦に並べることが多いようです。DTP作業においては「文字パネル」の縦中横を適用すると縦組みの中でも数字が横並びになります。少数点が入る場合は中黒「・」を使用します。この中黒は全角ドリでもかまいませんが、二分ドリのほうが数字としてのまとまり感がありますね。

漢数字の場合は、そのまま数字を並べていくことが多いです。横書きで算用数字を使って書かれた原稿を縦組みにする場合は、小数点がピリオド「 . 」になっていることが多いので、中黒「・」に変換します。算用数字の場合と同様、二分ドリがよいでしょう。
  

▲縦組みで小数点を含む場合の書き方の一例


いくつか方法はあると思いますが、一つの方法に統一して原稿を作成すると校正の手間も減りますし、統一感のある冊子や本になります。


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原稿は1つだけ

2018-06-01 11:18:44 | 小さな会社のひとりごと
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
6月初日の社窓は素晴らしい青空と爽やかな風! まるで高原のようです。


▲東京都港区六本木のデザイン会社 グラフィックメイトの社窓からの眺めです。

社窓は高原のようでもここは事務所。粛々とお仕事をしなければなりません。広報誌制作用に次々と原稿も届いています。
届いた原稿を確認すると、1つのコーナー用にWordとExcelのデータがありました。Wordに表を貼り付けてあり、その表も作成してほしいとのご依頼です。
表を作成するためにはWordだけでなくExcelもいただいたほうが作業がスムーズなので、Excelのご提供もお願いしています。それでExcelを参照しながら表をデザインしたのですが…WordとExcelの内容が違っていたのです。「Excelを元に作成しました」と提出したところ「Wordのほうが正しいので修正を」とのお返事。ああ!

原稿が複数あることでの混乱はときどき発生します。特にExcelではシートを分けて複数バージョンある場合もあります。原稿作成をされた方は改訂した履歴を保存しておきたいのでしょうが、制作する側で必要なのはただ1つの原稿です。Excelを開いたときに最初に出てきたシートのデータでデザインした結果、「それでなくて別シートがあるのでそちらで」と言われると大いに落胆します。

第三者が見て混乱することのない、必要なデータのみをお送りいただけるとありがたいのです。制作スケジュールに遅延を生じさせないためにも、ご協力のほどよろしくお願いいたします。


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配布したくなる年史

2018-04-13 09:42:56 | 記念誌・年史のあれこれ
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
ある企業さんの周年史を制作させていただいていました。1年以上にわたる制作期間を要しましたが、先ごろ納品し周年記念式典で配布されました。年史はとても好評だったというご連絡をいただき、私どもとしても大変嬉しく思いました。
この年史、当初は1000部印刷の予定でしたが、途中、1200部に、1500部に…とご希望数が増えていき、最終的に2000部の印刷となりました。これは年史が完成形に近づくにつれ、トップの方があちこちに配布したくなり必要部数が増えていった結果とか。「配布したくなる年史」ができたことは、編纂委員のみなさんの奮闘があったからこそ、ではありますが、原稿作成やデザイン・レイアウトをさせていただいた当社としても本当に嬉しいことです。

さて今回のように印刷部数が倍になるような変更は、ときとして印刷会社さんに無理をお願いすることになります。
印刷会社さんではあらかじめ印刷機の稼働予定を組んでいます。部数が増えると稼働時間(日数)を増やさねばならないので、繁忙期には機械のやりくりがつかず、増刷が困難なこともあります。製本部数も増えるので、製本日数も予定よりも必要になります。
今回は納品予定日から式典までの間に時間的余裕を見ていたことと、印刷会社さんのご尽力もあって式典までに部数増加が間に合いました。
今後も「配布したくなる年史」制作のための進行を心がけていきたいと思います。




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異動や昇進にご注意

2018-03-09 13:51:50 | 中小企業の広報誌制作
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
通勤途中の公園では梅が満開、そろそろ桜に主役を譲りそうな気配もあります。

春は企業にとって異動や昇進が多い時期です。異動や昇進をするということは、所属や肩書きが変わるということになります。
社内報や広報誌を4月に発行する場合、原稿を作成したときとは所属や肩書きが変わっていることがあります。印刷入稿の前に異動や昇進がわかっていれば、発行時の肩書きに変更しておくと良いですね。入稿の段階でまだ公表されていない、あるいは原稿作成時のままいく、というような場合は「所属・肩書きは●月●日現在です」等の断り書きを入れておくのもひとつの方法です。

社史や年史など、時間のかかるものを制作しているときには、一層この点に注意する必要があります。必ずしも発行時の所属・肩書きにする必要はありませんが、いつ時点のものかは記載しておくとよいでしょう。いずれにしても肩書きについての方針を決定のうえ、入稿前に細部にわたって確認することが必要です。
会社のトップの方などは記名原稿や役員紹介というようなところだけでなく、奥付など「発行者」として名前が出ていることもあります。誰の名前で発行するかといったことにも注意を払う必要があります。

春。異動や昇進にご注意ください。








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表記もデザイン

2017-09-29 12:28:41 | 小さな会社のひとりごと
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
通勤途中に通る公園からは金木犀の香りがするようになりました。

当社では定期発行の会報誌や社内報を制作させていただいています。写真や文字原稿はクライアント様からご支給いただくのですが、複数の方が原稿を作成されるのか、表記にバラツキが見られる場合があります。「書き癖」ならぬ「(キーボードの)打ち癖」とでもいうのでしょうか。

よくあるのは「ください」と「下さい」、「いたします」「致します」、「お申し込み」「お申込み」「お申込」など。どれも間違いではないのですが、同じ冊子、あるいは同じページにいろいろな表記があるのは気になります。パソコンで原稿作成されることで、単純な変換ミスも見受けられます。そういう場合はできるだけ表記の統一や誤植の修正をさせていただいています。

難しいのは「かえる」。
「変える」「替える」「換える」「代える」。それぞれ使い方の区別があるのですが、「この文章ではどういう意味で使いたいんだろう?」と悩むこともしばしば。そんなときはこれを頼りにしています。


当社が利用している「朝日新聞の用語の手引」

当社が利用しているのは「朝日新聞の用語の手引」。他の新聞社からも同じような手引書が出ています。会社によって方針が異なる部分はありますが、ある基準をもって文章や表記を整えるには、どれか1冊を選んで使用するのが良いようです。

最近は「校閲ガール」なるドラマで「校閲」「校正」ということもだいぶ認知度をあげたようですが、やはりなかなか地味なオシゴト。でも統一された表記、誤植のない文章というのも「読みやすさ」「見た目の美しさ」につながると思うので、【用語の手引き】を傍らに今日もデザインいたします。





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