富貴蘭と戯れる日々

富貴蘭の生長記録です。
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三剣

2006年06月01日 | 剣龍
ビギナーの方にもご覧頂いていると思いますのでちょっと解説。
縞物品種の貫雪から出た覆輪種が宝剣、伯青竜からは剣龍
貴母殿からは御剣とそれぞれ名前が変わり
共に天を仰ぐような逆反り、受け立ち葉となりますので剣の一字をもらい
三○○トリオならぬ三剣と呼ばれています。

一部の白縞品種は白柄と紺地の生長スピードの違いが大きい為
白柄の部分が紺地を引っ張ってこんな姿にしてしまいます。
縞で片柄に出たりするとそちらにひん曲がって
目も当てられない姿になるのですが
均等に両サイドに柄が入ってくれれば異型ながらスッキリした美形
ちょっとの違いが天地の差になって現れますから
せめて姿良く出来たときは思いっきり愛でたいと思います。

とも前回とそれほど変り映えしませんが
面白いと気付いたのがこの剣龍
なんと普通の姫葉で育っています。

姫葉の剣龍とはまたややこしいのですが
西出都のような三光中斑芸で固定した為なのか
それとも銀世界が平葉になるウチの棚のせいなのか
いずれ仔沢山なのでまた同じ芸の仔が出てくれればと

地味な柄が続いた後で白覆輪に出てくるのであれば
意外に育ちやすいかもしれません。
やはり抜けるような白さと深い紺地のコントラストはピカ一の品種ですから
何とか物にできればなあと思っています。

剣龍で縞から変わったばかり覆輪は不安定で痛むことも多く
三光中斑で固定するのは夢のまた夢。
新品種誕生の予感が~と一人盛り上がっているところです。
コメント (2)
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中国羆と青竜の光

2006年06月01日 | 中斑
こんなに開花が遅れたことはなかったのですが
やはり5月は寒かったのかようやくほころび出した中国産の曙芸。
中国羆って呼ばれているようですが
この名前は本当の中斑柄が出た時の為にとっておきたい気がします。

一足早く花の香りを楽しめますといいたいところですが
今年はもう咲いている日本の風蘭もあるでしょうね。

こちらは葉の全体を黄緑色に染める青竜の光
初花が付いて中国産と知りました。
葉の色に連動してか花茎クリームピンク
なかなかきれいなものです。

中国風蘭ももう少し品種が出てくれれば
独特の姿で、また開花期も早いものですから
一つのジャンルのコレクションとして楽しめそうです。
(確か、光源氏というのはこっちのほうじゃなかったかな?)

コメント (2)
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