富貴蘭と戯れる日々

富貴蘭の生長記録です。
画像はクリックで拡大できます。

萩宝扇

2006年06月08日 | 萩宝扇
この木は以前も紹介させていただきましたが
別の画像もありましたので再度。

交換会に出てきたからには
やはり評価してあげなくてはと
声を掛けてみたらそのまま自分が買う羽目に。
その頃はもう一鉢持っていましたので
いや、無駄使いだったかなとちょっぴり後悔したものです。

その気持ちが伝わったのか、環境が変わった為か
だんだん天葉が凝り始め、下葉というか上のほうまで落葉し
秋にはこの姿
これはもう枯れるかと半分諦めたものでした。

そして次の年。少しは持ちこたえましたが葉はまだ凝ったまま
天葉一枚に力が見えましたので持ち直しそうですが。

そしてまた次の年。力のある葉だけとなり
凝った短い葉は落ちています。

この姿で昨年咲きましたから
仔はしばらく無理かと思っていましたが
どういう訳かなんと三本も出てくれました。

こうなれば占めたもの。
根はたくさんありますからこれからは順調に育ってくれそうです。

葉繰りが良いため一作で印象がガラリと変わる面白い品種ですが
それにしてもハラハラさせられた数年間でした。

順調に育って株立ちになってくれれば
これほど目に入れても痛くないほどの佳草もないのですが
(でも痛そうですが
やはり気難しいところがありますから、まだ数も少ないのでしょう。
ちょっと緩めて仔を出させ
それから締めて姿良くするのがコツかもしれませんが・・。

いずれ増殖という点で業者さんにはうまみの少ない品種ですから
まだしばらくは趣味者の棚で温存されることになるのでしょうね。
そうだとすれば品種登録はまだまだ先の話になりそうです。
コメント (5)
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