旧:鳳凰堂のランダムウォーカー <伏見の光>

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レミング ~世界の涯までつれてって~ 2

2013-06-02 06:42:59 | 映画テレビメディア
ということで、昨日はユーチューブの関連動画のみ紹介しましたが、公式サイトはこちら。


この芝居は寺山修司の作で、何度もいろんなバージョンで演じられているようです。
今回の演出は松本雄吉(維新派)。
出演は八嶋智人、片桐仁、常盤貴子、松重豊ら。

コック見習いの兄弟二人が住んでいる部屋の壁が唐突に消えるところから始まる物語なんですが、
夢?と現実が交錯するように、映画撮影だったり、病院だったり、いろんな状況が次々に出現。

独特のリズムの中で表現されるそれぞれの場面はとても美しくて印象的。
そのリズムの中でのセリフがまた面白い。

八嶋さんはテレビの「トリビア~」とか最近のダイハツのCMとか、いろんなテレビドラマなどから、
軽妙な印象が強いですが、つまりは芝居好きの若者がそのまま大きくなったんだろうなぁという感じ
がしました。

常磐さん、ちょっと線が細いというか演劇向きではないかなと最初は思いましたが、
いやいや、なかなかよかったです。
そういえば、ちょうど一年前は野田秀樹の「THE BEE」という芝居を、京橋の円形ホールのような
ところで見て、それには宮沢りえさんが出てましたが、比較で言うと、「キレ」の宮沢、「柔らかさ」の
常磐という感じがしました。

松重さんがおかしい。「お母さん」役なのです。お父さんじゃない、お母さん。おばちゃん。
彼は実際に寺山さんの天井桟敷をナマで見てます。まあ、一見、なんか「怖い」人みたいな雰囲気がありますが、
すごく幅広いなと。

夢?と現実が交錯するという点では、ちょっとディカプリオの「シャッターアイランド」を連想しました。

なんだろう、自分が生きている現実と、夢とか妄想みたいなものとの境界というのはどこなのだろうか。
それを区切るものって、実は曖昧なのかもしれないな・・、などと思ったりしましたね。

まあ、解釈というか感じ方は見た人それぞれでいいと思います。

やはり、エンタメは時間もお金もけちってはいけません。見られる時には見ておく方がいいです。

次はライオンキングです。

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