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続マーケットの魔術師 第一章 スティーブ・クラーク

2013-04-24 22:14:53 | 株式投資・資産運用
続マーケットの魔術師 第一章 スティーブ・クラーク

続マーケットの魔術師 トップヘッジファンドマネジャーが明かす成功の極意

 各章ごとにシュワッガーの簡潔なまとめがあるのがよいです。

 ウィザードと称される人たちも、当然、最初からその境地に至るわけはなく、なにも知らないド素人から始まる歴史があります。
ここらあたりのインタビューがなかなか面白いです。

 アドバイスとして「うまくいくことを増やし、うまくいかないことを減らす。」
→「どれだけのトレーダーがこの一見明らかな原則を守り通せないかは驚くばかりだ。」

 確かにそうですねぇ・・・。
 行動ファイナンスの原則からすれば、利益は細かく確保し、大きな含み損のポジジョンを維持してしまうのは「普通」ですから。

 わかっていてもなかなかここから抜けだせないことも多いと思います。でも、このことをとりあえず頭の片隅にでもおいて意識しておくだけでも、意味はあり、売買成果の向上につながる可能性があると思います。

 また、どこでエントリーするか(どの株価で買うか)よりもポジジョンサイズが重要と述べている点も、そうだろうなと思いました。

 自分にとって適切なポジジョンサイズというのはあるもので、無理して大きいポジジョンを取ると、心理的に余裕もなく、いい結果につながりにくいと。

 私の場合だと、IPOのファルテックは代理人登録している家族分も含めて公募1000株来ましたが、
短期とはいえ個別銘柄で400万近い金額というのはポジジョンとしては過大で負担感がありました。これは結果的にそうなってしまったのですけど。

「トレーダーがすると役に立つ練習は、過去のトレードを勝ちトレードと負けトレードに分けて、分析することだ。」

 確かにそうだと思いますが、失敗したトレードはそれがトラウマ的、心的外傷経験的になり、それに悪い意味でこだわってしまうことになることもあるように思います。

 自分自身の場合だと3038神戸物産は個別銘柄の売買としては最大の損失を出してますが、これは500万程度のポジジョンを希望的観測でジタバタと引っ張った結果、150万以上の損失になりました。
これはもう7年ぐらい前のことですけど。

 なので、同じことは繰り返さないようにという意識が先にたって、特に割高感は感じなかったファルテックも、早めに利益確定で終了しています。
が、じゃあ、この負担感のあるポジションを引っ張るのが適当で、そうすればかよったかというと、それはしんどいし無理がある。

 となれば、これはこれでよかったかなと思います。

 というようなことを連想しました。もちろん、書籍に出てくるウィザード様と素人個人投資家のレベルは全然違うというのは自明のこととしてです。

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