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4082第一希元素 相変わらずの低い配当性向、なぜ躊躇ぎみ?東証一部

2018-05-20 23:37:28 | 株式投資・資産運用
4082第一希元素 相変わらずの低い配当性向、なぜ躊躇ぎみ?東証一部

 第一希元素、決算を受けて、IRに質問メールを出していましたが、返信が届いていました。

 最近は国内や海外の工場等への積極投資が目立ちます。

 質問内容と関わっては、燃料電池関連の一定の伸びや環境分野などで新分野の開拓もすすめている
ということでした。

 それはいいのですが、ここは相変わらず、配当性向が低いです。

 EPS120円程度で配当は18円ですから、これは15%程度です。

 IRの方では継続的かつ安定的な配当を重視というコメントですが、それと配当の水準を現在よりも向上
させることは並行してすすめられるでしょう。

 アーリーステージの新興企業ではないのですから、配当性向の水準はもう少し高くしてほしいところです。

 東証一部上場については、以前と同様に、触媒用途に偏った販売構成や人材の確保、海外事業展開の推進など
の解決すべき課題が山積していて、これらが解決できれば一部指定替えが視野に入ってくるといったコメント
です。が、これと同時に、東証一部指定替えを達成することで、経営課題の早期解決が図れる可能性があるとも
コメントしています。

 極めてわかりにくい、矛盾しているようなコメントを並べて回答するというのは、よくわかりません。

 ここは比較的最近に分割と優待設定をしていますがねこれは一部上場に備えてということではないのか。

 様々な諸課題に対応することと、東証一部へ上場することは相反することでは当然なく、早期に東証一部上場
をめざして対応をすすめることが諸課題の一つであり、後段にふれられているように、そのことが、とりわけ
人材確保や海外展開等信用力が問われる課題の面でプラスにはたらくのは当然のことです。

 なぜここの部分がなお、及び腰的なコメントのままなのか、率直にいって理解しかねるところです。

 なお、現在、100株保有の株主への還元は、現金配当よりも優待の方が金額的に大きくなっていますね。
この形は株主公平の原則等からいっても、株主還元のあり方からしても、疑問も生じるところでもあります。

 まあ、割高感があるわけではなし、利益率そのものは高いところもあるし、事業内容には独自性もあります。
株式の保有は継続、スタンスは「ホールド」です。



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