旧:鳳凰堂のランダムウォーカー <伏見の光>

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直球ど真ん中

2005-05-06 21:18:43 | 株式投資・資産運用
 麻雀ゲームの段位があがりまへん。しかし、下がりもしません。
 あと一勝すれば昇格という時に最下位になり、あと一敗すれば降格という時にトップになったりして、上値は重いが下値は堅い状態。

 んなことは実はどうでもいいのですが・・・・。

 本日、信越化学を3900円で100株売り。3800円買いの3900円売り。確定利益9000円弱というせこい売買になりました。いわゆる「遅く来た奴は早く去る」状態。

 まあ、また下げれば買い戻します。

 ここのところ買い先行という感じでしたので、となると、バランス感覚として「何か売っておこうか」という意識になりがちなもので・・・・。

 というような売買をしていてなんですが、最近は新しく中小型株の銘柄を探そうというような意識にどうもなりにくいのです。 銘柄はごく当たり前の、「ど真ん中」でいいような気がしています。

 具体例を挙げれば、代表はトヨタ自動車。あるいは武田薬品。キヤノン、デンソーとかセブンイレブン、信越化学なんかもこの範疇に入るでしょう。

 いわゆる「国際優良株」とか言われる銘柄群です。これらの企業は経営的に優れているとよく言われます。実際、消費者としてもそように感じることは多いです。
 また、株式としては、機関投資家や外国人投資家の比率が高いことも特徴です。

 概して、極端に高PERということはなく、リーズナブルな株価となっている場合が多いです。値動きは傾向としては比較的穏やかであり、急伸、急落はまれです。

 これらの銘柄には中小型株のような「一発」はもとから期待できません。

 しかしながら、これらの銘柄は単なる成長性の低い銘柄とは異なり、卓越した企業戦略や商品の優位性から、今後も一定の成長が期待されているように感じられます。

 逆にその成長性期待が裏切られるようなことがあると、短期的には株価はそれなりに下落する、ネガティブサプライズには反応しやすい傾向があるかもしれません。

 また、株式市場全体の値動きの傾向にも引っ張られやすいところはあり、特別、個別に材料があったりする場合以外は独歩高的な動きにはなりにくいでしょう。

 では、これらの銘柄は個人投資家としては投資するに値しないのか?。そうではなくて、基本的に期待されている成長性や利益を実現していければ、それだけ企業は成長するわけで、上下のブレはありつつも、株価はその企業のファンダメンタルズを反映して上昇すると考えられます。

 つまり、一定のまとまった資金を株式で運用しようとする場合、投資信託などを利用するのでなければ、安定的な成績をめざそうとする場合は、こうした「ど真ん中」銘柄はやはりポートフォリオの中核的な銘柄になるだろうということです。

 無論、割高だと思う水準であえて買う必要や意味はそんなに感じません。
 しかし、今のトヨタや信越化学や武田がそんなに高いでしょうか。私自身は少なくとも極端に割高などではないとは思います。

 こうした銘柄への投資は、ビビらず欲張らず、丁寧に売買しさえすれば、それなりの利益は得やすいと考えています。逆の言い方をすれば、これらの銘柄は過度にビビる必要があまりないということが言えましょう。



 

コメント
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