monologue
夜明けに向けて
 



昨日22日は米国にとって歴史的な日であった。一般の日本人にとってはそれほどピンとこないかもしれないが米国に住んでいて困るのはおいそれと病院に行けないことである。高額の医療費をとても実費では払えない 。そんな多くの人々の不安を解消する医療保険改革法案が、アメリカ議会の下院でついに可決されたのである。すでに上院が可決している医療保険改革法案を賛成219、反対212という僅差で可決した。オバマ大統領は大統領になった時よりうれしいと喜んでいる。
 
  これまで医療保険に入れなかった低所得者に公的な補助を出して民間保険への加入を促し、その財源に高額の医療保険に新たに課税し、富裕層の負担が増える。それが反対される理由であった。国民の6人に1人が無保険だった医療保険に新たに3200万人が加入するという。やっと米国も医療保険制度において他の先進国なみになるということである。公的医療保険制度は保守的アメリカ人の嫌う社会主義的ということで反発が強く見送られたがそれでも多くの困っている人々が救われることになった。本当に良かった。
fumio


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