monologue
夜明けに向けて
 



昨日、3月2日は「将棋界の一番長い日」であった。
第68期A級順位戦最終局ということで
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郷田 真隆 九段 VS 三浦 弘行 八段
佐藤 康光 九段 VS 丸山 忠久 九段
森内 俊之 九段 VS 藤井 猛   九段
木村 一基 八段 VS 井上 慶太 八段
谷川 浩司 九段 VS 高橋 道雄 九段
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の対戦が行われた。対局は朝の十時から翌朝2時頃まで続いた。わたしたちアマチュアのファンも毎年楽しみにBS2でライヴ放送を見守る。日本で10本の指に入る棋士達の生の勝負の臨場感がすごい。夜12時を過ぎて終盤に入って秒読みの中で必死で指す棋士達の姿を見ていると本当にたいしたものだ、と思う。アマチュアは楽しみで昼休みなどに短い将棋を沢山指すのだが昔、わたしは会社で仕事のあとに坂田三吉の時代に活躍した中井捨吉七段が顧問のクラブで稽古将棋を指していた頃、数時間指しただけで頭が痛くなって困った。プロは一局の将棋を朝から晩までかかって指すのだ。それがどれほど大変なことか想像に難くない。


 今年はダークホースであった三浦弘行八段がリーグ戦後半抜けだし昨日の最終局で名人挑戦権を獲得した。祝福して羽生名人との名人戦を見守ろう。気が早いけれど来期はこの熾烈な戦いの中にA級昇級を果たした渡辺明竜王と久保利明棋王が参戦してくると思うと今から楽しみになる。
fumio


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