monologue
夜明けに向けて
 




スパスシフィカは大洋にありて真珠の光。
スパスシフィカは太古よりの言い伝え。
スパスシフィカは炎と炎の円還運動。

そして大なる十字の下に、小なる十字の回転を始めた。
スパスシフィカは既存の円鎖を絶ち、
全く新しい愛の化身としての円還を起こすだろう。」



「あなたがたよ、よく見なさい。
あなたがたの足の下には、何があるのか?
あなたがたの頭の上には何があるのか?
あなたがたの手は、何を掴もうとしているのか?

あなたがたの目は、何を見るのか?
あなたがたの口は、何を語るのか?
あなたがたの耳は、何を聞くのか?

スパスシフィカはSPASCIFICAで綴り、
一つ一つの言葉を3つずつ揃え、
更に、それをバラバラにして言葉を形成すると
あなたがたにも見えるものがあるだろう。」

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 この有名なアナグラムはもうすでに解かれているので自分では取り組んだことがないのでやってみる。
するとそれらしいものは「CAI FICS APSIS」になった。
CAI はカイ、海、回、交い、界、など。 FICSは固定する、修復する、化する、など。
APSISはギリシャ語 hapsis からきてアーチ形大空やループを示唆。車輪。天文学では楕円的軌道。円還。
 どうもスパスシフィカは「八咫の原理」(ヤタノゲンリ)に関係するらしい。
「八咫の原理」を説明すると「咫(アタ)」は上代の長さの単位で親指か人差し指と中指を開いた程度の長さのこと。「八咫」と八がつけば非常に大きいことであるが八つの頭のことともいわれる。三種の神器のひとつ、「八咫鏡(ヤタノカガミ)」や、「八咫烏(ヤタガラス)」にも使われる。「八咫の原理」(ヤタノゲンリ)というときは大きいと言う意味ではない。「八田の原理」と書けば見えるように八方に開いた「米」形の蓮華が「田」の回転をすることである。「田」の中心に棒(天御柱)を立てて卍(スワスチカ)と逆卍(サヴァスティカ)の回転することである。「田」の字は底辺を接した二つのピラミッド(正八面体)を真上から見た字なのだ。「田子の浦」のことばに隠されているように田」の裏にも同じ「田」がある。われわれの眼に見える地上の山の三角形は隔り世ではまったく逆の三角形と底辺を接している。現界のピラミッドが卍(スワスチカ)回転をし、隔り世のピラミッドが逆卍(サヴァスティカ)の回転をする。そしてあるとき、磐戸が開く。
「スパスシフィカ」という語はこのAPSIS(大空)の卍(スワスチカ)と海の逆卍(サヴァスティカ)を合わせてその真中にPACIFICを取り入れてアリオンが上の詩全体を一語で表現するためにアナグラム造語したものらしい。
fumio



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