この歌も
「ガラスのブルース」同様
ライブで盛り上がる
愛されてる曲
”その背中に貼り付いた泣き声の主を探すんだ”
優しいのに
疎外感を感じるくらい厳しくて
明解なのに届かなくて
混濁して
眩惑される
過去のインタビューの中に
藤原さんらしい
印象深かった言葉がある
「あなたの歌は孤独を意識したところから詩が生まれてくるように感じる。それはどうしてなのでしょうか?」
「僕は自分が孤独だなんて思ったことはないです。孤独が哀しいとか嬉しいとかそんなことは思わないけどただ”孤独”っていうのは、それがひとつの事実・現象で。みんなそれぞれどんな人でも”単体”で生きてんじゃねぇかなって」
彼が表現する”単体”という言葉は
悩みもがいていた自分の思念を
解放してくれた
”単体”で成り立ってるんだと
それで当然
だから彼の歌に
どうしようもなく
吸い込まれてしまう
”置いて行かないでくれって泣いて すがる様なSOS”
どれも全部自分
ぎゅっと強く抱きしめるなんて
困難だ
けど、きっと触れたら
温かいんだろう
本当はそうしてあげたいんだ
たくさん落っことしてきたモノ
今はどうしているのかな
まだあの場所に
そのままくっついているんだろうか
優しき誰かに助けてもらったか
試しに戻ってみようかな
1つくらいなら
抱きかかえて
持って帰れそうだよ
そうか
ワタシも少しは
大人になった
君が誰なのか
それはずっと知ってる
じき出会える
BGM:BUMP OF CHICKEN「ダイヤモンド」