北円堂を知らずして奈良の歴史は語れない
「方向音痴ってなおるんですか（吉玉サキ著・交通新聞社2021刊）」を読んだ。吉玉サキ（よしだまさき1984？生れ）女史は、文化学院（創造表現科）卒。ライター/エッセイスト。北アルプスの山小屋で10年間働いた後、2018からライターとして活動を始めた。--------
この本「方向音痴ってなおるんですか」の目次は次の通り。“自分を知る（方向音痴あるある/マップアプリのナビ機能を使って目的地を目指してみる/紙の地図だけを頼りに知らない街を歩いてみる）”、“脳を知る（認知科学者/新垣紀子さんに聞く方向音痴の仕組みと解決策/迷わないコツを駆使して目的地を目指して見た）”、“地図を知る（空想地図作家/今和泉隆行さんに聞く地図の読み方と街の捉え方/住所だけを頼りに碁盤の目の街を歩いてみた/方向音痴が使うべきマップ＆アプリって何なの）”、“地形を知る（東京スリバチ学会会長/皆川典久さんに聞く凸凹地形の味わい方/地形マニアのガイドで凸凹地形散歩に挑戦してみる）”、“地名を知る（地図研究家/今尾恵介さんに聞く地名から紐解く街の成り立ち/念願の街ブラ/目的地を決めずに散歩してみる）”---------
この本「方向音痴ってなおるんですか」の内容紹介文は次の通り。方向音痴の克服を目指して悪戦苦闘/迷わない為のコツを伝授してもらったり/地図の読み方を学んでみたり/地形に注目する楽しさを教わったり/地名を起点に街を紐解いてみたり/教わって/歩いて/考える/試行錯誤の軌跡を綴るエッセイです。---------
吉玉サキ女史の目の付け処が面白いと思った。登山家の端くれでもあるのに/登山道が歩けて普通の道が歩けない/方向音痴とは考え難（にく）い。山小屋のある高山の天上界と地上では何が異なるのだろうか。
