奈良

不比等

古都奈良・修学旅行と世界遺産の街(その2241)

2022-10-12 08:15:00 | 奈良・不比等

北円堂を知らずして奈良の歴史は語れない

「今日の空の色(小川糸著・幻冬舎文庫2015刊)」を読んだ。小川糸(おがわいと1973生まれ)女史は、作家。著書に“食堂かたつむり”、“喋喋喃喃”、“つるかめ助産院”、“あつあつを召し上がれ”、“さようなら私”、“にじいろガーデン”、“サーカスの夜に”、エッセイ“ペンギンと暮らす”、“こんな夜は”、“たそがれビール”、絵本“ちょうちょ”、“まどれーぬちゃんとまほうのおかし”など多数。---------

この本「今日の空の色」の日記風エッセイの目次は次の通り。“好きな人といつまでも/さようなら私/ちえこばーちゃんとくじら餅/あと一回/新潟へ/ふるさと/ひとしお/とびっきりの一日/羽ばたきの練習/私のストールが/四国へ/ららちゃんの日/母の日で/お茶会のお知らせ/嵐のお茶会/不妊治療を/新生活/キャンプ/ご近所さん/はじめての日曜日/公衆電話/梅干作り/フルーツサンド/ベルソーへ/ただいま/屋上宴会/サティとウグイス嬢/いきもの/海へ山へ森へ町へ/海風/今日の空の色/富士山が/リズム/よみがえった/鎌倉シック/ミルフィーユ仕立て/レンタ犬/秋になると/干物日和/ハンナアーレント/コロの/ツキノワグマ/フランスでも/はじめてのお散歩/哲学/大わらわ/鎌倉で過ごす日本の夏/あとがきにかえて”---------

小川糸女史は、父親ほど年の離れた伴侶(ペンギン)と暮らし/作家人生に奥行きを醸している。この年齢でエッセイが売れるのも稀(まれ)だが/その理由は/幅広い年齢層との交流/韓国およびヨーロッパでも翻訳本が売れて/小川糸女史の生活している世界がグローバル化している様子を垣間見れるのだ。この本「今日の空の色」では/6月から9月までの夏の間/鎌倉の一軒家で過ごされた感想が中心となっており/勤め先に張り付かねばならない庶民には憧れの/作家の気紛れ生活の典型なのだ。読んでいると羨(うらや)ましくもなるが/30年に亘る日本経済の停滞のため庶民には別荘などもままならない。読んで楽しむしかない。

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