奈良

不比等

古都奈良・修学旅行と世界遺産の街(その2248)

2022-10-19 08:15:00 | 奈良・不比等

北円堂を知らずして奈良の歴史は語れない

「ペアレントクラシー~親格差時代の衝撃(志水宏吉著・朝日新書2022刊)」を読んだ。志水宏吉(しみずこうきち1959生れ)氏は、東大大学院(教育学研究科)博士課程修了(教育学博士)。東大(教育学部)助教授を経て、阪大(人間科学研究科)教授。専攻は学校臨床学/教育社会学。---------

この本「ペアレントクラシー」の目次は次の通り。“ペアレントクラシー化する社会/何が問題か”、“追い詰められる子どもたち”、“不安の中の親”、“戸惑う教師たち”、“四面楚歌の中の教育行政”、“脱ペアレントクラシーへの道”----------

この本「ペアレントクラシー」の内容紹介文は次の通り。現代日本は“ペアレントクラシー/親の影響力が強い社会”と云う言葉で形容できるほど/社会階層の固定化が進んでいる。嘗て無い位に/子どもの社会的地位/学歴と保護者の学歴/経済力とに強い相関関係が見られるようになっているのだ。生徒/保護者/学校/教育行政の観点から日本がペアレントクラシー化に至った経緯を分析し/教育の公正の実現に求められる策は何かを提言する。アリストクラシーからメリトクラシー/そして今/ペアレントクラシー。公教育の場が/階層固定の装置となりつつあり/置き去りにされる生徒/不安に苛まれる保護者/困惑する教師と窮地に立たされる教育行政。新自由主義が浸透する現場で苦しみ/抗(あらが)いながらも格差是正と公正を望み/探り/求める人々の声を通し/我が国の教育の在り方を問う意欲作。---------

志水宏吉氏はこの本「ペアレントクラシー」で親の子育てがとても重要であり/昔も同様ではあったのだが/昨今更に親の実力が子どもの将来に強い影響を及ぼすことが避けられない状況になってしまっていると云うのだ。民主社会であり子どもたちは平等に育てられる筈なのだが/現実はそうでもないと言わざるを得ないのだ。

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