奈良

不比等

古都奈良・修学旅行と世界遺産の街(その2259)

2022-10-30 08:15:00 | 奈良・不比等

北円堂を知らずして奈良の歴史は語れない

「だからフェイクにだまされる~進化心理学から読み解く(石川幹人著・ちくま新書2022刊)」を読んだ。石川幹人(いしかわまさと1959生れ)氏は、東工大(理学部/応用物理学科/生物物理学)卒/同大学院(物理情報工学)専攻/博士(工学)。企業研究所/政府系シンクタンクを経て、1997明治大学(情報コミュニケーション学部)教授。専門は認知科学で/生物学と脳科学と心理学の学際領域研究を手掛けている。--------

この本「だからフェイクにだまされる」の目次は次の通り。“見かけがつくるフェイク/演出までには至らぬ装い”、“共感に訴えるフェイク/人の話を信じる理由”、“言語が助長したフェイク/想像の果たす役割”、“自己欺瞞に巣くうフェイク/承認欲求の暴走”、“科学の信頼を利用したフェイク/未来予測の限界”、“誤解から生じるフェイク/行動選択の偏り”、“結束を高めるフェイク/部族意識の功罪”、“終章(フェイクとどのように対峙していくか)”--------

この本「だからフェイクにだまされる」の内容紹介文は次の通り。フェイクニュースが/社会に只(ただ)ならぬ影響を与えるようになって久しい。コロナ禍でも/誤情報が人々を撹乱している。進化心理学を基に/フェイクニュース/ひいては人と情報を取り巻く遺伝的/文化的背景を解き明かす。人々が“なぜ騙されてしまうのか”、“なぜ広めてしまうのか”が理解できる筈だ。個人の情報リテラシー強化による努力だけではなく/社会的な制度や取り組みが必要とされる背景にも触れる。---------

石川幹人氏のこの本「だからフェイクにだまされる」に書いている“進化心理学”は未だ学問的に完成されている訳ではないので/“当たるも八卦”的な未熟さを感じる。東工大卒の才子なので研究成果としての朗報を待ちたいと思った。

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