北円堂を知らずして奈良の歴史は語れない
邪馬台国のロマン旅--------
近鉄奈良線の最寄り駅を8:00に出発し/古代史ファンのメッカの一つ/巻向(まきむく)方面を目指した。新大宮駅で下車/JR奈良駅まで歩く。万葉まほろば線/桜井行き9:08発に乗車し/9:27柳本駅で下車。東に徒歩10数分で黒塚古墳に到着。登頂した後/黒塚古墳資料館に入る。此処は三角縁神獣鏡が30数枚出土しており/日本有数の著名な古墳である。--------
黒塚古墳を経て東側直ぐに天理街道が走っており/崇神天皇陵その南に景行天皇陵がある。それぞれ宮内庁書陵部管理の古墳であり石段の上に遙拝所が設えてある。訪れた記念に足跡を記した。天理街道を更に南に辿ると/本日の目的地/巻向に至る。そしてもう一つの宮内庁管理古墳/箸墓古墳を時計回りに一周しようと云うのだ。徒歩だから結構距離があり/万葉まほろば線の陸橋を越えるなどして/東西に横たわる箸墓古墳の北東部に到着した。前方後円墳型の裾に沿って里道があり右へ右へと進むと/西端にある遙拝所に着いた。その後は古墳の管理道路が北に延びていたので/暫く進み北側の大きな周濠の土手に出た。土手の上を歩いて北側の里道に出た。その後/万葉まほろば線の巻向駅に向かい/線路西側の巻向遺跡発掘跡を見た。説明板はあったが/巻向地域の平面図に発掘箇所の番号がふられおり/少しく分かりにくかった。---------
帰りは12:43巻向駅発の2両連結車に乗車し奈良駅には13:05に到着した。行きと同様に近鉄新大宮駅まで歩き/近鉄奈良線の最寄り駅に帰り付いたのは14:00でした。丁度6時間の旅程で全国の日本古代史ファン垂涎のメッカ/天理から桜井の地域を散策した。どのような学術書/図版で見るよりも実物は迫力がある。10数年前に遡る記憶も寸分劣ることなく上書きされるのでした。東京・九州・北海道からもファンは少なからず/天理~桜井地域を巡りたいようだが/通常の奈良観光の序(つい)でではだめであり/1日余分の日程が必要となるため/時間とお金に余裕のある人でないと無理なようだ。邪馬台国のロマンを味わうには最高だが/全国から天理~桜井地域はとても遠いのだ。