奈良

不比等

古都奈良・修学旅行と世界遺産の街(その2236)

2022-10-07 08:15:00 | 奈良・不比等

北円堂を知らずして奈良の歴史は語れない

「空白の日本古代史(水谷千秋監修・宝島社新書2022刊)」を読んだ。水谷千秋(みずたにちあき1962生まれ)氏は、龍谷大学大学院(文学研究科/国史学)博士課程満期退学/博士(文学)。堺女子短期大学教授。日本古代史専攻。---------

この本「空白の日本古代史」の目次は次の通り。“最新考古学から探る空白の世紀(何故4・5世紀は空白の世紀なのか/邪馬台国とヤマト政権はつながるのか)”、“倭の五王と雄略継体の謎(大陸との外交を始めた五人の大王とは/倭の五王は記紀のどの天皇のことなのか)”、“空白の世紀と古代豪族(葛城氏は何故大王家になれなかったのか/和珥氏は何故多くの后妃を出し続けたのか)”、“謎の時代に栄えた地方王権の全貌(陸奥国は未開の地だったのか/毛野国には何故傑出した古墳文化が育ったのか)”、“空白の世紀を生きた庶民の暮らし(どのような住居に暮らしていたのか/男女にはどのような役割の差があったのか)”---------

この本「空白の日本古代史」の内容紹介文は次の通り。邪馬台国滅亡時期と推定される4世紀から古代天皇家が登場する時期までの200年に亘る空白の時代に/日本列島で何が起きたのか。様々な議論が飛び交う時代/注目すべき問題点を抽出し/空白の古代史の謎を探る。この時代を紐解けば古代日本の成立が分かる。---------

水谷千秋氏は、堺女子大学教授であり/日本古代史専攻であれば/当然にして大山古墳のご近所であり/世界遺産に登録もされたことだし/古墳成立の謎を問われることも多かろう。この本「空白の日本古代史」にはそれ程/真新しい事は書かれていないが/これまでの知見を並べてあって/其れなりに面白いと思った。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする