奈良

不比等

古都奈良・修学旅行と世界遺産の街(その2250)

2022-10-21 08:15:00 | 奈良・不比等

北円堂を知らずして奈良の歴史は語れない

「応援消費~社会を動かす力(水越康介著・岩波新書2022刊)」を読んだ。水越康介(みずこしこうすけ1978生れ)氏は、神戸大学(経営学部)卒/同大学院(経営学研究科)博士後期課程修了/博士(商学)。2019東京都立大学(経済経営学部)教授。専門は市場戦略論(マーケティング論)/インターネットマーケティング。----------

この本「応戦消費」の目次は次の通り。“応援消費の広まり”、“寄付とボランティア”、“ふるさと納税に見る返礼品競争”、“世界における応援消費”、“交換を創り出すマーケティング”、“統治性とマーケティング”----------

この本「応援消費」の内容紹介文は次の通り。被災地/好きなブランド/ふるさと納税/推しのアイドルを/消費することで応援しようとする行動が目立っている。このような新しいお金の使い方が社会を動かす大きなエネルギーとなっている。利他的な感情と経済の論理が時に対立し/時に協調する新時代のマーケティング思考のメカニズムを解説する。---------

水越康介氏の経歴を見ると/神戸大学卒で東京都立大学教授となっておられる。今も/昔の三商大の伝統が/活きているのだろうか。何れにしても流行に左右される各種業界の勝者になるにはどのように対処すればいいのか/何らかの学問的究明/分析が欲求/要望される時代となっているのだろう。水越康介氏はその波に乗ってアカデミックなポストを掴(つか)まれた。流行を見る目は確かなようだ。“応援消費”が流行語となるかどうかは分からないが/社会を大きく動かすには至らないのではなかろうか。小さな善意だけでは社会は変わらない気がする。個人のエゴが人間の本音だろうから。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする