北円堂を知らずして奈良の歴史は語れない
「韓国壊乱~文在寅政権に何が起きているのか(櫻井よしこ&洪熒共著・PHP新書2018刊)」を読んだ。櫻井よしこ(さくらいよしこ1945生れ)女史は、ハワイ州立大(歴史学部)卒で、日本テレビキャスターを経て、現在もジャーナリストとして活躍している。洪熒(ホンヒョン1948生れ)氏は、韓国陸軍士官学校卒で、外務部に転職後、駐日韓国大使館公使を務めた。現在は“統一日報”主幹である。--------
「韓国壊乱」は、文在寅政権の左傾化を余すところなく解説している本であり、これが事実ならば驚愕の“韓国壊乱”が始まっていても可笑しくないと思わせられるのである。がしかし、タイトルの過激さとは別に、櫻井よしこ女史と洪熒氏の対談は、処どころ噛み合わないながら、淡々と進められていて、未だ今からでも遅くはないので、韓国にヘイトメッセージを発するだけでなくて韓国の右派を励まして貰えないかと日本の読者に薦めているのである。--------
確かに米ソの冷戦終結後、世界的には共産党政府の強い国は中国と北朝鮮だけになり、皆開放経済に邁進している旧共産党政権国の中にあって、経済で成功した筈の自由陣営の韓国が此処に来て文在寅政権の内部革命によって共産党政権のようになって仕舞っているのであると、日本人に警戒心を高めるように教え諭してくれているのである。だがしかし日本のメディアは未だ未だ気付いてもいないと、お二人は嘆いている。甘っちょろい、文在寅政権が北朝鮮にすりよれば、簡単に韓国は呑み込まれてしまう瀬戸際に立っているのだと。そうなれば日本が今更ではあるが防共の矢面に立つことになり、大変困ることになると警告してもいるのだ。