奈良

不比等

古都奈良・修学旅行と世界遺産の街(その1058)

2019-07-18 08:15:00 | 奈良・不比等

北円堂を知らずして奈良の歴史は語れない

「追求力~権力の暴走を食い止める(望月衣塑子&森ゆうこ共著・光文社新書2018刊)」を読んだ。望月衣塑子(もちづきいそこ1975生れ)女史は慶應大学(法学部)卒で、東京新聞(社会部)記者である。森ゆうこ(もりゆうこ1956生れ)女史は、新潟大学(英文科)卒で、自由党参院議員(2001~)である。-----

望月衣塑子女史は劇団育ち、森ゆうこ女史は合唱団出身であり、お二人とも追求する声は大きく良く透るそうである。森加計問題や伊藤詩織事件を追求して事件を浮き彫りにされた意義は大きい、例え事件として罪に問われることにならなくても。-----

安倍政権になってからメディアの弱腰が露見するようになって、お二人の活躍はその中で一層目立つ存在として、耳目を集めている。-----

「追求力」では、望月衣塑子女史と森ゆうこ女史の喧々諤々の対談が行われるのだが、お二人ともインテリ淑女であるからか、過激な激論とならなくて、比較的落ち着いた会話が交わされている。年齢差が20歳もあり母娘の親子のようなものであり、望月衣塑子女史のお話を森ゆうこ女史が寛容な態度で聴いている風なのである。まるで小澤一郎/森ゆうこのコンビが、団塊ジュニア世代にバトンタッチするかのような、或る意味諭しているようにも思える受け答えであり、現在上映中の、映画“新聞記者”の企画に繋がったとも考えられて面白いと思った。-----

ジャーナリズムと野党の存在意義を問うと大上段に書かれている趣旨は、松坂桃季とシムウンギョンのW主演映画を観て憂さを晴らしては如何だろうか。

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