ベルリン滞在中に博物館島にある旧ナショナルギャラリーAlte Nationalgalerieに行きました。
アウグスト・シュテューラー設計により建てられた美術館で,銀行家で美術品収集家であったヨハン・ハインリヒ・ヴァーゲナーのコレクションの遺贈を受けて開館したそうです。第二次世界大戦による被害を受けた後、修復を経て1950年に再開したものの,統一後にリニューアル工事のため再度休館し、2001年からは19世紀絵画の展示館として再スタートしたということです。確かに1994年と1998年に行った際には,開館していなかった記憶です。
カスパー・ダビッド・フリードリッヒやカール・フリードリッヒ・シンケルの作品を中心に展示してあります。
3階建の美術館で,階ごとにテーマが違います。ここも,部屋が入り組んでいて,展示物を見落としそうな構造です。写真は3階は不可だが,1階と2階はオーケーという不思議な指示でした。
3階は「ゲーテとロマン主義」でここにフリードリッヒやシンケルの絵が集中しています。フリードリヒの「孤独な樹」や「窓辺の婦人」が有名です。
2階は「理想主義,現実主義,印象派」ということで,ミュンヘンの画家やマックス・リーバーマン等の絵があります。今や画家としてではなく,ミュンヘンのレーンバッハ美術館(カンディンスキーのコレクションがあります。)に名を留めるなレーンバッハの描いたワーグナーやビスマルクの絵もありました。
1階は「擬古典主義彫刻,写実主義」ということでした。しかし,クールベ,マネ,ルノワールなどの有名な絵は,印象派の2階ではなく,1階にありました。マネの「温室にて」の絵もありました。日本におけるドイツ年2005/2006の企画の一つとして開催された「ベルリンの至宝展」の展示で日本にも来た作品です。
メンツェエルの「サンスーシ宮殿でのフリードリッヒ大王のフルートコンサート」の絵もここにありました。
このほか1階にはキルヒナーやムンクの作品もあってよかったです。
有名な絵は1階に,テーマも時代も構わず押し込んだという印象もありましたが・・・
キルヒナーの絵(下の2枚)
フランツ・マルクの絵
カンディンスキーの絵
しかし,私が最も気に入ったのは1階から2階へあがる階段の踊り場に,無造作に展示してあったゲオルグ・バゼリッツの現代絵画なのでした。
バゼリッツの絵
写真が上下逆さまなのではありません。バゼリッツは,一定の時期以降,いつも上下逆さまに描いているのです。
アウグスト・シュテューラー設計により建てられた美術館で,銀行家で美術品収集家であったヨハン・ハインリヒ・ヴァーゲナーのコレクションの遺贈を受けて開館したそうです。第二次世界大戦による被害を受けた後、修復を経て1950年に再開したものの,統一後にリニューアル工事のため再度休館し、2001年からは19世紀絵画の展示館として再スタートしたということです。確かに1994年と1998年に行った際には,開館していなかった記憶です。
カスパー・ダビッド・フリードリッヒやカール・フリードリッヒ・シンケルの作品を中心に展示してあります。
3階建の美術館で,階ごとにテーマが違います。ここも,部屋が入り組んでいて,展示物を見落としそうな構造です。写真は3階は不可だが,1階と2階はオーケーという不思議な指示でした。
3階は「ゲーテとロマン主義」でここにフリードリッヒやシンケルの絵が集中しています。フリードリヒの「孤独な樹」や「窓辺の婦人」が有名です。
2階は「理想主義,現実主義,印象派」ということで,ミュンヘンの画家やマックス・リーバーマン等の絵があります。今や画家としてではなく,ミュンヘンのレーンバッハ美術館(カンディンスキーのコレクションがあります。)に名を留めるなレーンバッハの描いたワーグナーやビスマルクの絵もありました。
1階は「擬古典主義彫刻,写実主義」ということでした。しかし,クールベ,マネ,ルノワールなどの有名な絵は,印象派の2階ではなく,1階にありました。マネの「温室にて」の絵もありました。日本におけるドイツ年2005/2006の企画の一つとして開催された「ベルリンの至宝展」の展示で日本にも来た作品です。
メンツェエルの「サンスーシ宮殿でのフリードリッヒ大王のフルートコンサート」の絵もここにありました。
このほか1階にはキルヒナーやムンクの作品もあってよかったです。
有名な絵は1階に,テーマも時代も構わず押し込んだという印象もありましたが・・・
キルヒナーの絵(下の2枚)
フランツ・マルクの絵
カンディンスキーの絵
しかし,私が最も気に入ったのは1階から2階へあがる階段の踊り場に,無造作に展示してあったゲオルグ・バゼリッツの現代絵画なのでした。
バゼリッツの絵
写真が上下逆さまなのではありません。バゼリッツは,一定の時期以降,いつも上下逆さまに描いているのです。
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