道楽ねずみ

ドイツに関するものを中心に美術展,オペラ,映画等の趣味の世界を紹介します。

Joel Duranのチョコレート

2010年10月03日 | 食道楽
新宿の小田急百貨店ハルク館の前でフランスのJoel Durandというブランドのチョコレートを売っていました。
アルファベット26文字で,26の種類のチョコがあります。
一つ一つアルファベットの文字に因んだ食材を含んだものです。そしてその食材は全世界から集めたものです。
例えば,Iであれば,イル・ド・ボーデ(美の島)の異名を持つコルシカ産のアーモンドシトロンという具合です。
26文字もあるので牽強付会もありますが,かくして「世界中から集めた最高級の天然素材を組み合わせて作った26種類の『味と香りのアリアーシュ』」ができあがっているのです。
Deutsche Welleのeuromaxxという番組を見ていても思うのですが,本当にヨーロッパの人はチョコレートにこだわりがあると思います。

さてさて,私の買ったチョコの綴りは
MAUS
の4文字です。



私も相方のマウスの大ファンなので,相方に喜んでもらおうとこの4文字を指定して買いました(普通はThank youとかなのだと思いますが。)。
ところが
M=ミント(プロヴァンス産)
A=ブラックチョコレート(ヴェネズエラ産)
U=山椒(中国産)
S=リグリス(トルコ産)
でして,相方がAとSを,私がMとUを食べましたが,私の食べたUは食べた瞬間に,異様な味が口の中に広がり,まずいというより違和感の余り笑い出してしまいました。
というのも,人間というのは過去の記憶が脳に蓄積されているからでしょうか。この甘みと山椒から,舌と脳が認識するのはひたすら鰻です,山椒入りのチョコというよりも,鰻チョコにしか思えませんでした。ゲテモノ食いのような世界になってしまいました。

このチョコレートはとても小さくて,角砂糖ほどの大きさしかないのに,Mは1個400円以上も,その他は1個300円以上もします。
7,8文字ないとさまにもならないのに4個しか買いませんでしたが,それでも4個でも1400円以上かかってしまいました。
客も集まっている割には売れ行きは今ひとつのようです。

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