品川の原美術館で開催中のサイトゥオンブリー:紙の作品と題する回顧展に行きました。
サイトゥオンブリーとは、Cy Twomblyと書き、アメリカの作家のようです。
サンクトペテルブルグに始まり全世界で開催されたCy Twonblyの回顧展が、原美術館向けにアレンジされて開催されているとのことです。ドローイングを中心に様々な作品が展示されています。
作品の多くは紙へのメモのように見えます。
子供が大学ノートに気づいたものをメモしただけのような作品も多くあります。タイトルも《無題》になっているので、訳が分からない感じがします。稀に《プラトン》、《オルフェウス》、《ヴェヌス》、《アポロン》など聞いたことのあるタイトルもありますが、タイトルを見ても分からない作品も多いです。
書いてある文字の中に、我々の仲間を意味するmouseと書いてある作品と少し色彩の混じっている抽象画のような作品だけは、親近感を抱くことができましたが、それ以外の作品はよく理解することも、また、雰囲気としても味わうこともできないまま終わってしまったような気がします。
やや難解な回顧展でした。