道楽ねずみ

ドイツに関するものを中心に美術展,オペラ,映画等の趣味の世界を紹介します。

レオ・レオニ 絵本のしごと(Bunkamuraザ・ミュージアム・渋谷区道玄坂)

2013年06月30日 | 美術道楽
渋谷東急本店のbunkamuraザ・ミュージアムで開催中のレオ・レオニ展に行って参りました。

前の企画展であるロペス展に行った際に予告のチラシを見て,今回の企画展を知りました。

野ねずみフレデリックが,ドイツのアニメの「マウス」と同じような眠そうな目をしているので,相方ねずみと道楽ねずみのねずみ属としては,行って確認しなければならないと思い出かけた次第です。

レオニは,いろいろな動物の絵本を書いていますが,やはりねずみが多いようです。

詩人フレデリック,画家のマシュー,マックマウスさん,ねずみのアレクサンダとぜんまいねずみ等々です。
子供向けの絵本でありながら,イソップのような寓話もあり,大人が見ても考えさせられます。
「世の中でねずみが一番偉い。」というお告げをでっちあげて,いい思いをしていたねずみがばけの皮を剥がされ,追い出される話など興味深いものがあります。

フレデリックですが,見た目は眠そうな目をしていてマウスに似ていますが,口がやや曲がっていますし,またぬいぐるみも鼻の部分はマウスのように円錐形というか鋭角的なフォルムもないようですし,やはりマウスとは異質な感じがしました。