Zooey's Diary

何処に行っても何をしても人生は楽しんだもの勝ち。Zooeyの部屋にようこそ!

ようやく…

2023年05月09日 | グルメ

新型コロナは、昨日から季節性インフルエンザ同様の5類に移行。
その少し前に、WHOは緊急事態宣言解除を発表。
そうなったからといってウイルスが絶滅したわけではないし、外に出ればまだまだマスクしている人が多いし、何が違うという感じではありますが、それでもようやくここまで来たかと嬉しい。
出かけるのが好きな私にとっては、長い長い3年間でした。


でもニュースによると、日本全体で感染した人は4割なのですって。
ちなみにイギリスでは8割だそうで、これではまだまだ、日本では安心できない訳です。



物凄く久しぶりに、ジム仲間5人とお茶。
慎重派の友人が多いので、このメンバーで集まったのは、コロナ以降初めてかも。
うかい亭の春待坂茶寮のパンケーキ・コースは、小さな豆花とコーヒーがつきます。
カフェ・メニューはこの一種類しかないのが残念ですが、それでも早目に予約しないと入れない位の人気です。


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甘酸っぱい下剤のパイ

2023年05月07日 | 家庭

富士桜まつりの近くの道の駅で、野菜や果物を買い込みました。
その中でよかったものを幾つか。



緑のフキのようなものはルバーブ、これは私の住まいの辺りでは全く売られていません。
これをザクザク切って砂糖とレモン汁と煮込むと、甘酸っぱいルバーブのジャムができます。
子どもの頃好きだった児童文学「足長おじさん」に出て来た「大黄のパイ」というものがどんなものか想像できなくて悩んだのですが、それがルバーブのパイであるとわかったのは大人になってからでした。
下剤の材料になる大黄とお菓子は、ふつう結びつかないよねえ?
赤いルバーブはなく、緑のルバーブしかなかったのがちょっと残念。
味は同じですが、彩りが悪い。
キウィジャムのように鮮やかな緑でもなく、あまりに綺麗でないので、リボンを結んでみました。


ボトルに入っているのは、カニ味の味噌汁の元。
大匙1杯を熱湯に溶かすとありましたが、豆腐やワカメやネギなど入れたら薄くなったみたい。
もっと多めにした方がいいようですが、いずれちょっと汁物が欲しいという時に便利です。



小さなカップに入っているのは、紫蘇の実の塩漬け。
賞味期間5日間と短いのですが、もう食べてしまいました。
ついでに、昨日ご飯を食べに来た次男のお土産のケーキ。
苺モンブランの中は、甘酸っぱいチーズクリームでした。
タロウ、ケーキを食べた後のお皿を舐めさせて貰うのが楽しみで、凝視しています。

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断たれたつながり

2023年05月06日 | 社会

昨日の読売新聞、「コロナの先へ」という特集記事。
21年度の小中学生の不登校は24万4940人、22年の小中高生の自殺は514人に上り、いずれも過去最高を更新したのですって。コロナ禍で距離を求められる生活が続き、人間関係が作りづらくなったことが要因に挙げられるのだと。それは高齢者も同じで、多くの自治会が高齢者のための活動規模を縮小し、外出制限で自宅に引きこもった人が多いのだそうです。


対面での接触が制限されたことで、付き合う人に対し、知識や経済力といった価値を求める傾向が強まったと、社会学の石田光規教授は指摘。その結果、社交性がある人はSNSやオンラインで次々と新たな仲間とつながっていった。一方、人付き合いが得意でない人は、学校や職場といった日常生活での「緩いつながり」が断たれて孤立した、と。


う~ん。
社会学的な分析はよく分かりませんが、コロナ禍において外出もままならなかった(これでも自粛していた)この3年半、私を救ってくれたのは、家族、近場の友人、SNSの友人、そして本や映画や英会話やダンスなどの趣味。
私はFBやmixiやブログといったSNSを長年続けていますが、くだらない冗談を交わしたり、本や映画の感想、あるいは日常生活についてリビングにいながらネットで語り合って、どれだけ救われたか分からない。
ありがたいなあと思います。



にしても、日本の小中高生の自殺者の多さよ。
15~34歳の若い世代で死因の第1位が自殺となっているのは、先進国(G7)では日本のみ、その死亡率も他の国に比べてうんと高いものなのだそうです。
これは悲しいなあ…


写真は3日の富士桜まつりで。猫もウサギもいました。


若い世代の「死因トップが自殺」はG7で日本だけ 

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どちらも大変

2023年05月05日 | 家庭

カランコエは多肉植物の一種で、強風烈火の我家のバルコニーで生き残っている数少ない花の一つです。
普通はこの写真のように、濃い緑の葉っぱ、赤、黄色、オレンジといった原色の花が多いのです。



が、近年「白銀の舞」という名前の、シロタエギクのような白っぽい種類が出てきました。
この写真の中の、真ん中ほどから右上に斜めに伸びた枝。
これ、虫なのです。
何と見事な擬態!


今日はガーデニングをしたり、冬物を片付けたり、読書をしたり。
我がマンションは今、大規模修繕中なので、ルーフバルコニーの一部以外はすっぽりと網を被っており、一番上の写真は以前のものです。
そう言えば最近、戸建てに住んでいる友人から、水道管が破裂したり給湯器が壊れて、その修繕費や買い直しが大変だという話を聞きました。
マンションはその点、確かに楽。
しかしその分、10年に一度大規模修繕というものがあり、毎月の修繕積立費もバカにならないし、工事が始まると大掛かりな足場が組まれ、全体に網を被り、騒々しい工事音が数ヶ月続きます。
私は理事会にずっと参加していますが、何千万円という修繕積立費の予算の見直しをしたり、工事会社を決めるにも各社に見積りを頼んだり、それを総会で決議したりと随分手間がかかりました。
どちらも大変。
まあ人間の体だって、何十年も使えば何処かしらガタが来るのだから、仕方ないか…



端午の節句には、やっぱりチマキと柏餅。
これは岐阜の玉井屋から。
米粉と砂糖、それに餡子だけで作ったシンプルなお菓子なのに、どうしてこんなに美味しいのかと思います。

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「すべて真夜中の恋人たち」

2023年05月04日 | 


冬子は34歳のフリー校閲者。人づきあいが苦手で友人も殆どおらず、これといった趣味もない。人間関係に悩んで会社をやめ、自分の部屋から一歩も出ずに校閲の仕事だけを一心にしている。ひっそりと生きて来た彼女は、ある日58歳の男性三束に出会って少しずつ打ち解けるが、その頃飲酒の習慣から抜け出せなくなっていた…

高校の時に初めて性関係を持った水野君から、彼女はこう言われます。
「君を見てるとね、ほんとうにいらいらするんだよ。自分の考えも、自分の言葉も持たないで、ぼんやりして生きてる。学校でも電話でも、何を考えているのか分からない。まあ、何も考えてないんだろうね。ただぼうっとしているんだ」

関係を持った相手に向ってその直後、こんなことを言う男は許せませんが、後年たった一人の女友達、聖にも「あなたを見てると、いらいらするのよ」と言われてしまう。
正直、私も彼女のようなタイプは苦手です。
もうちょっと行動的になれないの?自分の意見を持てないの?と思ってしまう。
しかし、そんな彼女の孤独の叫びに、段々胸が締め付けられて来る。

”ひとりきりなんだ、とわたしは思った。もう随分長い間、わたしはいつもひとりきりだったのだから、これ以上はひとりきりになんてなれないことを知っていたつもりでいたのに、わたしはそこで、本当にひとりきりだった。こんなにもたくさんの人がいて、こんなにもたくさんの場所があって、こんなに無数の色や音がひしめきあっているのに、わたしが手を伸ばせるものはここにはただのひとつもなかった。過去にも未来にも、それは何処にも存在しないのだった”

人との関りを上手く持てず、生きづらさを抱えた女性の魂の叫びが綴られていて、切なくなります。
冬子と三束の別れがまた、なんとも静かで悲しい。
英語版が全米批評家協会賞に、日本人として初めてノミネートされたのだそうです。

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富士山と芝桜

2023年05月03日 | お出かけ

富士山と芝桜の絨毯が楽しめるという、富士本栖湖リゾートに一度行ってみたいと思っていました。
我家からは120キロ位の距離で近いものなのですが、何しろ道が混む!
連休中にタロウを連れて車で行くなんて無謀かと思っていたのですが、ネット情報を眺めていた夫、朝5時に出れば大丈夫だなと。
たかが芝桜見に行くのに、5時に出る!?




年中ゴルフに行っている夫は、朝4時5時に起きるのは平気なのです。
普段は遅いのに、その為には前夜10時前に寝てしまう。
しかし寝つきの悪い私は、ここ何十年、12時前になんてベッドに入ったことない。
しかもこのところ夫は目の調子が悪いので、長距離の運転は私の担当になる。
寝不足で運転なんてまっぴらと思いましたが、考えてみれば寝不足はいつものことだし。
夫のゴルフの入ってない貴重な今日、4時間弱の睡眠で朝5時丁度に家を出て行って来ました。



東名高速に入ったら、なんともう渋滞している!
朝5時台でこんなに混んでいるなんて。
連休、おそるべし。
時速10キロ位でノロノロ進んで、流れ出したのは厚木を過ぎたあたりから。



到着したのは9時くらい。
ここではワンコは、バッグやカートに入れれば入場が許されます。
一面に広がる芝桜は、確かに中々のものでした。
ただ、テレビの中継などでは無限に広がるように映っていましたが、あれは映像の見せる技。
富良野のお花畑のように見渡す限りとはいきませんが、それでも富士山と芝桜を存分に楽しめました。
お昼を食べて道の駅で野菜と果物をたっぷり買い込み、渋滞に遭わないように早目に帰りましたとさ。


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らんまんの原作「ボタニカ」

2023年05月02日 | 


牧野富太郎の生涯を描いた作品。
500ページほどの分厚い本で中々面白かったのですが、なんといっても始まったばかりの朝のテレビ小説「らんまん」の原作なので、感想が非常に書きにくい。
楽しみに毎朝ご覧になっている人も多いでしょうから。
仕方がないので人間関係をすっ飛ばして(これが一番面白いのだけど)、富太郎の生涯の概略だけ記します。

土佐の裕福な造り酒屋・商家「岸屋」のボンボンとして生まれ、幼少期から植物に興味を示す。
小学校中退で独学にて植物学に邁進し、「日本人の手で日本の植物相(フロラ)を明らかにする」ことを志して上京。東京帝国大学に出入りを許されて、新種の発見、研究雑誌の刊行など目覚ましい成果を上げるも、教授らからの妬みからか突如として大学を出入り禁止に。
生家のお金を湯水のように使い、高価な洋書、顕微鏡、研究道具を買い込み、植物学の本を次々に自費出版し、借金は膨大に膨らんでいく。

昭和初期に3万円という借金がどれほどのものか私には見当もつかないのですが、その頃の1円は今の5000円位というサイトがありました(色々な説があって一概に言えないようですが)。
その伝で言えば月給30円程だった富太郎の借金は、1億5千万円に膨らんでいたのです。
それがどうなったかは人間関係に関わって来るので、ここで言うことはできないのですが。


(渋谷パルコの牧野富太郎展)

どんなに借金をしようとも、それで生家がどうなろうとも、ひたすら植物学に打ち込んでいた富太郎。
「なんとかなるろう」を口癖に、少年がそのまま大人になったような人です。
昭和23年、昭和天皇からご進講をとのお召しがあり皇居に参内した87歳の富太郎に、天皇は「あなたは国の宝だよ」と。
その後も94歳で亡くなるまで、富太郎は研究を続けたのだそうです。
好きな事にこれほどまでに生涯をかけた姿は尊くもあり(周りにどんなに迷惑をかけたとしても)、羨ましい限りです。
でも周りは大変だったろうな…

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「パリタクシー」

2023年05月01日 | 映画

タクシー運転手のシャルル(ダニー・ブーン)は金も休みもなく免停寸前で、人生最大の危機を迎えていた。そんな彼がある日乗せたのは、家をたたんでパリの反対側の老人施設に向かうという、92歳のマドレーヌ(リーヌ・ルノー)。不愛想なシャルルに彼女は、パリ市街の中で次々に寄り道を依頼する。嫌々応じるシャルルだったが、寄る箇所ごとにマドレーヌの凄惨な過去が、彼女の口から語られていく。



ナチスに父親を殺され、パリ解放に来たアメリカ軍人と恋に落ちて身籠るが捨てられ、一人息子を育てながら結婚した相手はDV男だった。
幼い息子にまで暴力を振るわれるようになり、そうした理由で離婚もままならなかった1950年代当時、追い詰められたマドレーヌがしたことは…



生活に追われてささくれ立っていたシャルルの心が、悲惨な過去を乗り越えて来た明るいマドレーヌと接することで次第にほぐされてゆき、最後に彼女をレストランに誘う。
その後の展開は、まあ途中から予想出来ましたが、それでもじんわりと涙を誘います。
エッフェル塔、シャンゼリゼ通り、ノートルダム寺院、凱旋門、チュイルリー公園など、視聴者の我々もパリの街並みを楽しむことができます。
パリという街は、ほんの10日間ほどの旅行でも私は財布を掏られたり、微妙な差別にあったりと 色々とありましたが、観る分には本当に綺麗なのです。



特に学歴も資格もないマドレーヌが13年間の投獄を経て出所した後、何故あのような資産を築けたのか謎ではあります。
金持ちの男と再婚したのか、或いはベトナム戦争に行った息子が保険金でもかけていたのか?
その辺りが語られなかったことが残念。
観終わってから調べて驚いたことは、マドレーヌを演じたリーヌ・ルノーが94歳であること。
あんなに美しく聡明そうな94歳、ひたすら脱帽です。
「パリタクシー」という邦題はあまりに芸がないと思いましたが、英題は「Driving Madeleine」、そして原題は「Une belle course」で「ある美しき旅路」というような意味らしいです。

公式HP 


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