入ればいいというものじゃない！

ようやく来たのは、シャープのプラズマクラスター「どっちもドア」416ℓ。
http://www.sharp.co.jp/reizo/product/sjpw42s/

プラズマクラスターイオンで冷気の除菌、付着菌まで抑制する、
食品のうるおいを守る「ミスト冷却」というのが主な売りのようです。
以前と同じ60㎝幅で、内容量が360ℓから416ℓに増えたこと、
省エネ仕様で電気代が非常にかからなくなったことは嬉しいのですが…

売り場にはとにかく左開きのドアが圧倒的に多くて
右開きのドアで在庫があるものというのは、本当に少なかった。
そういう訳でやむなくこれに決めたのですが
私はシャープの製品はあまり使ったことがなかったし、
両開きドアというものがどうも不安だったのです。
便利には違いないけれど、あんな重いドアを、どうしてあんな簡単な仕組みで
支えることができるのか？
確かリコール騒ぎもかつてあった筈。
が、ウチでお売りしたこの製品で故障は今まで一度も起きなかった！という担当者の
言葉を信じることにしたのでした。

が、昨日配達して貰ったとき、実は一騒ぎあったのです。
配達のお兄ちゃんが、こんな所に置けませんよ！と。
食器棚と壁に挟まれたスペースが冷蔵庫の置き場所なのですが
写真のように、実にキチキチなのです（右側が食器棚）。
マンションに引っ越した時、キッチンにピッタリ入るように
冷蔵庫と食器棚を選んだのでした。
以前使っていた冷蔵庫は、後ろから放熱していたのでそれでもよかったのだと。
（確かに以前のは、後ろが２㎝くらい壁から離してあった）
しかし今回の製品は、左右と上から放熱するので、両側にもっとスペースが要るのだと。
こんなじゃいつ壊れるか分かりませんよ！と。
そんな説明は一言も聞いていないというと
配達員、Y電機に電話してかけあってくれました。
担当者は説明が足りなかったと平謝り。
で、今日はこのまま持ち帰って、また別の製品を頼んだ方がいいと言ってくれたのですが…

しかし私はもう、冷蔵庫が使えない生活にウンザリしていたのです。
これからまた新たに頼んで、何日かかるか分からない。
十年保障がついているのだから、何か起きたときは責任取って貰うということで
とりあえず使うことにしたのでした。

日頃、電化製品のモニターなどしていてもこの体たらく。
そういえば冷蔵庫のモニターというのはしたことなかったっけ。
さあ、どうなるでしょう！？

いきなり壊れた冷蔵庫

異変は2日前（火曜日）の朝、始まりました。

低血圧の私は毎朝起き抜けに、
自分を活性化させるべく冷たい飲み物を一杯飲んでいるのですが
その時飲んだ冷蔵庫の野菜ジュースが、生ぬるかったのです。
慌てて冷蔵庫の様子を見ると、上の冷蔵室が、殆ど冷えてない！
冷凍庫１（上段）を見ると、製氷室の氷の表面が塗れて冷凍品が汗をかいている。
冷凍庫2（下段）はかろうじて普段のまま、ちゃんと凍っている。
一番下の野菜室を見ると、昨夜はしゃきっと立ってたホウレンソウが、ぐったりと萎えている。
ここも冷えてない…

13年前に新築マンションに引越しした時に、電化製品も色々買い換えたのです。
その寿命がそろそろきたのか。
洗濯機に続いて冷蔵庫よ、おまえもか…！？

火曜にすぐ、近くの電気量販店に走りました。
しかし我家のキッチンは狭く、しかも冷蔵庫の位置も決まっているので
選ぶ条件が非常に厳しくなる。
幅60センチで右開きであること、システムキッチンが青灰色の人工大理石であり、
食器棚もその色で揃えているので、それに近い色であること。
その条件で探したら
数十種ある店頭の冷蔵庫の中に当てはまるのは2品しかない！

そんなあ…
今度冷蔵庫を買い換えるのならどんなのにしようと楽しみにしていたのに。
十年は使うものだから、多少お金はかかっても最新式の工夫を凝らした物にしようと。
店頭には殆ど左開きの品しかないのですが、同じ機種で右開きのを作っているのもある。
ところが在庫がないので、最速でも1週間以上かかると。
この暑いのに、そんなに待ってられません。
しかも在庫がある2品でさえ、配送センターが混んでいるので
最短で二日後の木曜日になると。
私はその日のうちに配送してもらえないかと思っていたのに。
もう迷っている時間さえない。

こんなに沢山の最新式があるのに好きなものが選べないなんて、とブツブツ言うと
説明してくれた電気屋の店員が、冷蔵庫の寿命は十年位だから
十年以上経ったら壊れてなくても買い換えた方がいいですよ、と。
そうしたらたっぷり時間をかけて好きなものが選べますよ、と。
そんなこと言っても
もしかしたら15年使えるかもしれないのに。
壊れてもいないのに買い換えるなんて私にはできない…

という訳で決めたのが、今日の午後ようやく来ました。
使い勝手をまた報告します。

写真はイルマンジャーレのバーニャ・カウダ