Zooey's Diary

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『手をつないでかえろうよ~シャングリラの向こうで~』@新国立劇場小ホール

2014年10月28日 | 劇、オペラ、コンサート


知的障害を持った青年の孤独と愛、そして罪。
真人は中学の特殊学級に通う生徒であったが、父親に捨てられ、
慈しんでくれた母親も病気で亡くしてしまう。
天涯孤独になった真人は、父親が身を置いていた極道の世界に
自分も居場所を求めてしまう。
やはり知的障害を持つ幼馴染の妻さくらを守るため、殺人を余儀なくされるのだが
さくらもおなかに子供を宿したまま、病気で帰らぬ人となってしまった。

関西弁でつぶやく真人の台詞が悲しい。
「なんでお父ちゃんは、わしを捨てはらはったんやろう?
 わしがアホやからかなあ」
(うろ覚えです、関西弁に自信がないのでヘンだったらご指摘下さい)

このお芝居、今井雅之氏が原作・脚本・演出・主演のすべてをこなされたのだそうです。
真人の切ない慟哭に、私も泣きました。
人間として大事なものは何かを考えさせられる作品です。



友人の紹介で、今井雅之氏とツーショット。
今井氏の手は大きかった…

『手をつないでかえろうよ~シャングリラの向こうで~』
コメント (8)
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