4月25日(日)、第40回神戸ミーティングを行いました。参加者は23名。ある当事者の方の大学の先輩が友人として初めて参加してくださいました。他には当事者の方が9名、父親が3名、母親が8名、元配偶者が1名、友人が1名、参加してくださいました。
つなぐ会が始まった頃は、親の気持ちが聞きたいという当事者のみなさんの参加が多く、親は会の理事だけ・・という時期が長かったように思いますが、こうして人数を書いてみると、親の参加者!多くなりましたね。感無量です(笑)。
さて今回の参加者の中で「元配偶者」とは、離婚されたご主人がGIDだったという方です。今回は2回目のご参加でした。「自分は万に一つという結婚をしたのかもしれないけれど、人として勉強できた、夫には自分らしく生きてほしいと思っている」というお話をしてくださいました。子どもに父親をどう理解させたらいいのか・・という今後の課題と向き合いつつも、ご自身の中ではすでに「人間」という不思議な存在を理解できるようになっておられるのではないかと思いました。カミングアウト、離婚・・それが対立へと発展するのではなく、理解、支援へと発展していることに心から感動しました。そしてきっとお子さんも理解されるときがくるはずと思えました。
またある方から「じつは家族に知的障害者がいます・・」というお話があり、そこから「実はうちにも・・」というカミングアウト(笑)が思がけなく続きました。つなぐ会のミーティングがLGBTという問題の範囲を超えて、さまざまなことを抱える一人間としての自分を素直に語れる場となっていることは、まさに「性」が心を生きることであるからではないかと感じます。今回もじつにさまざまな話題が飛び交ったミーティングでした。