LGBTの家族と友人をつなぐ会ブログ

レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーの家族や友人による会のブログです。

第16回名古屋ミーティングレポート

2017年12月05日 | Weblog
11月19日㈰イーブルなごや・第2研修室にて行いました。
参加者14名 うち初参加者4名
(当事者の子どもをもつ親が7名・当事者が6名・支援者が1名)

参加者は、レズビアンも子をもつ母親、トランスジェンダーの子をもつ親、レズビアン、ゲイ、トランスジェンダー、バイセクシュアルの当事者と、LGBT支援者でした。中には夫婦参加の方もいらっしゃいました。
いつものように自己紹介から始めましたが、いつも参加される方からは、近況報告が加わるようになりました。
お子さんが念願かなって男子として体育の授業に出られるようになって学校生活を楽しんでいるといった話や、別の親からは、入り直した学校では始めから男子として学校生活を送る中、男友だちもでき、特に仲の良い友人もできて喜んでいる反面、仲良くなればなるほど本当のことを言ったらせっかくできた友達が去って行ってしまうのではないかという不安や恐れから言わないでいる。でも嘘をついているようで辛いと子どもが言う・・という話も出ました。
性同一性しょう害の子どもが唯一頼れるのが母親である自分だが、なかなか受け入れられない。自分との葛藤で苦しい。子どもの自殺願望や暴力、過剰に飲んでいるホルモン剤をやめさせたいがどうすることがいちばんよいのかよくわからない。子どもは早く手術をしたがっているが自分の気持ちがそれに追いついていっていない、と話してくれた母親もいました。
また、初参加の方からは、自分が親にカミングアウトしたら拒絶され、パートナーも受け入れてくれない。親とずっとうまくいっておらず、カミングアウトされた親はどんな気持ちになるものなのか知りたくてミーティングに参加してみた。家が田舎で自分がLGBTだと知られたらどんな目で見られるのか、そういう不安もある、という話も出ました。
休憩時間にはそれぞれ話したいもの同士が自然と集まっておしゃべりをする姿が見受けられ、さらに詳しい話をしたり情報交換する時間になっていると感じました。
ミーティング後半には、初参加者の方から、「こういう親たちいることがわかって来てよかった」という言葉も聞くことができました。
LGBT支援者として参加した方は、自分が仕事柄、最近LGBTの方たちと接する機会が増えて、自分の勉強のためもあるし、少しでもお役にたてたらという思いから来ている。この会に来るといろんな方のお話が聞けて勉強になる。これをまた仕事にも活かしたい、と言われました。
毎回主催する側も、傾聴や、言葉に表現する難しさに直面し反省することばかりです。
でも、「来てよかった」という言葉や参加者さんに励まされています。
何気ない言葉に傷つく人がいること、謙虚に耳を傾ける姿勢を失わない事を忘れずに、
このミーティングの場を大切にしていきたいと思います。
榊原
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