LGBTの家族と友人をつなぐ会ブログ

レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーの家族や友人による会のブログです。

もしみんながカミングアウトしたら?

2006年05月16日 | Weblog
セクシュアル・マイノリティの人たちの関連サイト、驚くほどたくさんあります。ネットの中を覗くまで、全く知らなかった世界。情報、啓発、仲間探し、遊び・・・たくさんの人たちが活躍しています。海外から情報を提供したり、翻訳している人もいます。日本にいる外国人も関わっているようです。どのサイトも実によくできていて、センスいいなあと思うもの、なかなか文才あるなあと思うもの、説得力ある!と思うもの、中には何考えてるの?というもの、思わず赤面するものもありますが。多くの才能が、力が詰まっているという感じです。

 でもその中の多くの人が、カミングアウトしていない様子・・・。カミングアウトできない人が悪いのではありません。そんなことができないほど偏見に満ちているこの社会が圧倒的に悪いのですから。

パレードの参加者。みんなはつらつと、堂々としていました。でも親にはカミングアウトしていない人が多い・・・。

親にも言えない、いや親だから言えないという人もいます。これはこの問題の深刻さを表していると思います。多くの家庭で、誰かに対して冷たい風が吹いているのですから、こんな悲しいことはありません。

セクシュアル・マイノリティの人たちは3~5%存在するといわれています。もし、親にカミングアウトしたら、関係者を含むその数はいっきに9~15%になります。もし兄弟が一人いたら、さらに増えて12~20%。もう一人兄弟がいたら・・・単純計算したらの話ですが。

国民の2割の人が人間の性について正しい認識を持てば、世の中結構早く良くなるのではないかと思ってしまいます。お互いを認め合える社会をつくらなければなりません。でも最も身近な社会は家庭ではないかと思うのです。一生懸命社会に向かって啓発しながら、もう一方で自分の家庭を啓発してみてはどうでしょうか。できる人からです。

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