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夢の羅列<鳥シルク>

2016-08-18 19:18:39 | Dreams
夢の羅列<鳥シルク>


つづき。

ウエイトレスが言うには、あれはヒザ掛けのようなもので、
酎ハイの女が以前この店に<委託品>として置かせてもらったということである。
つまり、酎ハイ子はそういった品物を扱う職業ということになるだろう。

店内を寒く感じた女性客などにその布をヒザや肩にかけてもらい、
その良さを体験させ、もし欲しいという希望があれば、
店は酎ハイ子に連絡をし、新しい品を届けてもらう、ということらしい。

そうすると「あれ憶えてますか」という問いかけは、かなりおかしい話しになるが、
まあそこは夢のスナックである。記憶も願望も潜在意識もゴチャゴチャなので、
私もこの場面について何の意味があるのか、まったくわからない。

正直なところ、辻褄の変な話しを書くもの少し面倒だし、
それなら読むのも苦痛であると思われるが、
ここを省いてしまうと、夢を記述する意味もなくなってしまうので、ごめんね。

先にスカーフのような、と形容したのは、
遠目に見てどうも光沢のある薄い生地に見えたからだった。

ヒザ掛けならもう少し厚みがあった方がよさそうなものだが、
「あれシルク?」と酎ハイ子に尋ねると、
「そうなの。シベリアのシルクで、白鳥の羽根なのよ」
「?????????」

それがたとえ夢の中であっても私は返す言葉が見つからなかった。

シルクで鳥の羽根とは?

しばらく私はフリーズ状態に陥った。
そしてようやく言葉を見つけた。
「で、いくら」

言葉がそれしか思いつかなかったし、どうしても値段が気になった。

つづく。
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