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映画「悪人」

2016-08-08 19:32:10 | Diary
映画「悪人」を今さらだが初めて観た。

以前からなんとなく観たいと思っていたが、機会とタイミングが合わなかった。

これは原作の小説が先にあり、映画になったのは2010年であるらしい。

まったくの前知識なく観たわけだが、なんとなく想像していたストーリーとは全然違っていることはすぐにわかった。私の想像では、妻夫木聡は生まれつきの殺し屋のような役で、深津絵里もきっと情報部員かなにかの役ではないかと思っていたが、妻夫木は解体屋で、深津はスーツの販売員であった。というより、この作品はひとつの社会派ドラマでありました。何が情報部員か。少し恥ずかしい気持ち。

舞台は九州。出会い系サイトを介して疎外感と焦燥、または空虚感を持て余す若者たちが意味と無意味をそれぞれに求めて夜に出会う。ある日の夜、心ない言葉によって切迫した妻夫木は峠道で保険外交員の女、満島ひかりの首を締めて殺してしまう。

事件後、妻夫木は帰宅するが、また出会い系サイトに絡む女、深津絵里からメールが入る。深津は紳士服チェーンの販売員で、まるで地元から出たことのないような地味な女であったが、このまま何も変わらず時間だけが過ぎて人生が終わってしまうことへの焦燥感にかられ、出会い系サイトを通じて妻夫木に連絡をとったのだった。

無垢と鈍感と無防備を併せ持つような深津は、すでにその時には殺人者であった妻夫木と昼間の駅前で待ち合わせた。深津はデートを楽しむつもりだったが、妻夫木は会ってすぐにホテルへと誘う。深津は驚くが、断る理由もなく、またそれを望む気持ちも心の底にあったため、安ホテルへと二人で入る。

やがて事件は焦点が絞られ、犯人妻夫木が特定される。妻夫木は自首をするため警察署の前で深津と別れるが、深津が寸前で妻夫木を止め、二人は逃避行へと走り出す……。

私の感想はまた後日に。
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