夢の羅列<ネコの家族>
夕方、戸口の外にネコが数匹、私を待っていた。
ネコたちは私の家か、それとも両隣の家、もしくは少し離れた家あたりから、
毎日、気ままにエサをもらっている。
今年の4月に生まれたのは2匹で、もうすっかり大きくなっている。
家族としては、その前に生まれたであろうサビ茶を入れると4匹。
たまに子猫2匹の父親が混ざると、5匹である。
エサを持って私はあらためてドアを開けた。
いくつもの目が私を見ている。
私がもう少し外に出ると塀に遮られていた視界が開けた。
「えっ?」
なんだ、まだいるじゃないか。
私の握った拳くらいの子猫が、イチ、ニー、サン、……、ロク。
6匹が12のつぶらな瞳で私を見つめていた。しかも、
なんか変なネコではないのも1匹混ざっているのだ。
なんだこいつ、フクロウか。よくわからない。
「おいおいおいおい。いつの間に誰が産んだんだよ。」
私は気持ちの整理をつけるために家に入り、一旦ドアを閉めた。
「どうなってんだ」
いきなりネコがあんなに増えるなんて、そんなことないはずだ。
しかし、まあ増えたのなら、それはそれで仕方がない。
私は再度ドアを開けた。
「シーン」何もいない。
また少し外に出て、路地を見渡したが、1匹も見えなかった。
なんだ、夢か。などと夢の中で私はつぶやき、家に入ろうと振り向いたところ、
ドアの左横辺りにハエが10数匹飛び回っていた。
「なんだ、気持ち悪りーな」
つづく。
続編最後まで読んでも一切のオチも盛り上がりもありません。
夕方、戸口の外にネコが数匹、私を待っていた。
ネコたちは私の家か、それとも両隣の家、もしくは少し離れた家あたりから、
毎日、気ままにエサをもらっている。
今年の4月に生まれたのは2匹で、もうすっかり大きくなっている。
家族としては、その前に生まれたであろうサビ茶を入れると4匹。
たまに子猫2匹の父親が混ざると、5匹である。
エサを持って私はあらためてドアを開けた。
いくつもの目が私を見ている。
私がもう少し外に出ると塀に遮られていた視界が開けた。
「えっ?」
なんだ、まだいるじゃないか。
私の握った拳くらいの子猫が、イチ、ニー、サン、……、ロク。
6匹が12のつぶらな瞳で私を見つめていた。しかも、
なんか変なネコではないのも1匹混ざっているのだ。
なんだこいつ、フクロウか。よくわからない。
「おいおいおいおい。いつの間に誰が産んだんだよ。」
私は気持ちの整理をつけるために家に入り、一旦ドアを閉めた。
「どうなってんだ」
いきなりネコがあんなに増えるなんて、そんなことないはずだ。
しかし、まあ増えたのなら、それはそれで仕方がない。
私は再度ドアを開けた。
「シーン」何もいない。
また少し外に出て、路地を見渡したが、1匹も見えなかった。
なんだ、夢か。などと夢の中で私はつぶやき、家に入ろうと振り向いたところ、
ドアの左横辺りにハエが10数匹飛び回っていた。
「なんだ、気持ち悪りーな」
つづく。
続編最後まで読んでも一切のオチも盛り上がりもありません。