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夢の羅列<ネコの家族>

2016-08-13 19:46:01 | Dreams
夢の羅列<ネコの家族>

夕方、戸口の外にネコが数匹、私を待っていた。

ネコたちは私の家か、それとも両隣の家、もしくは少し離れた家あたりから、
毎日、気ままにエサをもらっている。

今年の4月に生まれたのは2匹で、もうすっかり大きくなっている。
家族としては、その前に生まれたであろうサビ茶を入れると4匹。
たまに子猫2匹の父親が混ざると、5匹である。

エサを持って私はあらためてドアを開けた。
いくつもの目が私を見ている。
私がもう少し外に出ると塀に遮られていた視界が開けた。
「えっ?」
なんだ、まだいるじゃないか。
私の握った拳くらいの子猫が、イチ、ニー、サン、……、ロク。
6匹が12のつぶらな瞳で私を見つめていた。しかも、

なんか変なネコではないのも1匹混ざっているのだ。

なんだこいつ、フクロウか。よくわからない。

「おいおいおいおい。いつの間に誰が産んだんだよ。」

私は気持ちの整理をつけるために家に入り、一旦ドアを閉めた。

「どうなってんだ」

いきなりネコがあんなに増えるなんて、そんなことないはずだ。

しかし、まあ増えたのなら、それはそれで仕方がない。

私は再度ドアを開けた。

「シーン」何もいない。

また少し外に出て、路地を見渡したが、1匹も見えなかった。

なんだ、夢か。などと夢の中で私はつぶやき、家に入ろうと振り向いたところ、
ドアの左横辺りにハエが10数匹飛び回っていた。

「なんだ、気持ち悪りーな」

つづく。

続編最後まで読んでも一切のオチも盛り上がりもありません。
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