餌金日記

金魚と川魚飼いの日常です、

ザクザク浮き出てる

2016-07-10 23:08:50 | アート・文化
「没後100年 宮川香山」に行って来ました。
実はちょっと3D焼き物に興味があります。最初は「桝本佳子展 やきもの変化」(2011.7.24参照)でした。面白いよ、これって。で、「出石焼-但馬のくらしとやきもの」(2016.3.6参照)のちらし見つけたときは翌週に行っていました。おおっ、超絶技巧。で、今回もムズムズ。うひゃー、浮き出ているといったレベルじゃありません。鳩が一匹まるまる壷の外についているよ。欲しいかと言ったら絶対欲しくありません。大きいし掃除大変そうだし。外を這っている蔓が一箇所欠けても傷物になるし。でも見るのは超楽しい。蟹がついていたり鶉がついていたり。百鬼夜行の妖怪が周囲を踊っている壷まで。日光の眠り猫が壷の上で目が覚めたのがポスターに。開いた口に歯まである。こんな時代にもうこんな技術があったのね。で、この人すごいです。陶器から磁器に行って釉薬の研究を進めて、青磁もしているし並河さんばりの七宝にも手を出している。だんだん洗練されていって、ロイヤルコペンハーゲンを見ているような作品も。と思ったら同時期の人だったのね。お互いがお互いに似た作品があるみたいです。張り合っていたのかな。残して欲しい技術です。

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