餌金日記

金魚と川魚飼いの日常です、

テーブルと椅子と川

2012-03-25 23:50:08 | アート・文化
「アンリ・ル・シダネル展-薔薇と静寂な風景-」に行って来ました。
昔初めて大原美術館に行った時教科書でしか知らなかった名作の数々に感動しましたが、妙に心ひかれる絵が。名前も何もわかりませんでしたが別の展覧会でばったり同じ作者の絵に会いました。もう見るなりわかる感じでした。
川に面したテラスに椅子とテーブル。夕暮れの暗い光でしたがとても暖かい感じでした。次に会ったのは夕暮れの街角、家には薔薇が咲いています。そこで作者の名前を覚えました。印象派の手法なのですが明るい光ではないです。夜明けや黄昏や月明かり、でも妙に懐かしく暖かい。ジブリ映画の「耳をすませば」で雫の書く小説の世界を映像化したところがありますが、その世界がシダネルだなと思いました。光が乱反射してちょっと紫がかっているのが。
残念ながら今回その2枚は来ていませんでしたが、「月明かりのテラス」という作品がありました。これはスターウォーズのエピソード2ね。ロマンティックな感じです。人がいないのに人の気配があります。ちょっと立ちすくんでしまうような光景が好きです。