3と5の倍数

地下鉄で読んでいた文庫をぞんざいに鞄に放り込んだらしい。改札を出たところで若い男の人に話し掛けられました。「落ちましたよ」「あ、ありがとうございます」…相手がミステリ好きならここで恋に発展したのか？会社に急ぐラッシュ時では無理ね。でも拾ってくれてありがとう。助かりました。
都筑道夫「猫の舌に釘をうて」読了。
この趣向は北杜夫さんの「船乗りクプクプの冒険」を思い起こさせます。いやクプクプで殺人は起こりませんが。私は犯人であり探偵であり被害者である。一人三役に挑戦しています。こう言えば犯人わかってしまいそうなものですが、冒頭で言っているのだからいいのでしょう。確かにそうなんですが、わかりませんでした。
中にあったこのゲームが気になりました。左回りに番号を唱える、3と5のつく番号、3と5で割り切れる番号にあたった人は番号の代わりに豚のなきまねをする…なんか最近聞いたような。