エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

時計草は深い~!

2009年10月25日 | 日記
時計草は深い~のである。
このブログでぼくのプロフィールの花は時計草である。
着実に年齢を重ね、時間を刻むようにとのぼくの思いを籠めてこの花にしたのである。

昨日ぼくはキバナトケイソウを買った。
まに黄色の花の時計草であり、形も面白いのである。



これである。
可愛らしい花である。

そしてもう一鉢、ベニバナトケイソウもその花やさんにあった。



赤い鮮やかな花である。



一般的にはこの花が時計草だと思っている。
調べた結果、時計草には様々な花があり種類も豊富だと知ったのである。







これらも時計草の花である。

時計草の英名は、パッション・フラワーである。
パッション・フルーツと同じ科で、原産地はブラジルである。

時計草の花の後は、楕円形の実がなる。
食べられないけれど、フルーツなのである。

ところで「パッション」の原典は、キリストの受難のそれである。

雄しべの花柱をキリストに,副花冠を後光にたとえたものなのである。
パッションは普通名詞の passion = 激情 ではなく, the Passion = キリストの受難 のことであるとされているのである。
南アメリカを旅行中のスペインの宣教師たちが発見したときの印象から名付けられたものだということだ。

時計草には、美しくも荘厳な物語が秘められているのだ。
深い~のである。



大好物のパッション・フルーツ・・・心して頂きたいものである。
「果物時計草」の実がパッション・フルーツなのである。

ところで、パッションと言えばメル・ギブソンの映画である。



深いブルーの瞳が魅力的なスターである。

監督第3作目にして自らのパッション(情熱)の全てをフィルムに焼きつけたこの作品は、キリストの人生、死、復活の意味を、圧倒的な映像の力で語りかけてくる。

おそらく、世界中で最も有名なキリストの最後。
その12時間が描かれているのである。
イバラの冠をかぶらされ、重い十字架の横木を背負い、ゴルゴダの丘で両手両足を釘打ちされた十字架刑の事実を、ここまで忠実に映画化したものはない。
想像を絶する痛み、苦しみの後の奇跡の復活が活写されているのだ。



その凄惨さゆえに全米ではR指定となり、ローマ法王をも巻き込んでの論争に発展した。
公開前にもかかわらず、世界中のメディアが連日報道したのをご記憶の方も多いだろう。


時計草。
ただ単に鑑賞しているだけではなく、その由来を知ると花が一段と興味深くなってくるではないか!




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               荒野人


R指定とは・・・レイティングシステム(rating system)のこと。
        映画鑑賞の際にその映画を見ることが出来る年齢制限の枠、及びその規定。

        欧米を始め、多くの国で規定されており、日本では映画倫理規定(通称 映倫規定、えいりんきてい)が用いられる。


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