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エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

嵯峨野旅情~1

2009年09月15日 | 旅行
嵯峨野は収穫の秋である。



里山に秋が訪れている。
彼岸花が畦道に咲き初めているのである。



朝、散歩すると山に雲がたなびき、鳥たちが群れをなして飛び交う。



シラサギが舞う。



紅葉が始まった山々を背景に悠々と舞うのである。



実りの秋を迎えた田圃には、案山子が立っていた。





嵯峨野の旅情は初秋の佇(たたず)まいであって、里山には確実に秋が来ている。

今日は嵯峨野旅情の手始めである。
里山に降りてきた秋を感じていたいのである。


ここは広沢の池のほとりにある田園地帯だ。
まるで、ベートーベンの交響曲第6番「田園」を現実にしたかのような風景が広がっている。

この場合、指揮はフルトヴェングラーでなければならない。
フルチヴェングラーはベートーベンの偶数の交響曲は苦手だと言われているけれど、田園を振ると、ゆったりとした曲調でのどかな田園が目に浮かんでくるのである。

「名月や池をめぐりて夜もすがら」と詠んだ松尾芭蕉。
大沢の池は隣りである。

秋・・・それは余韻である。







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                  荒野人



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