エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

カリンの花を見ましたか?

2010年04月20日 | 日記
あなたは、今年カリンの花を見ましたか?
濃いピンクで咲いている。
色は濃いけれど、心に染み入るようなピンク色である。



目が「ハッ!」とする色合いである。

秋には独特の香りを発して、ぼくを楽しませてくれる。
カリンの果実の時期、ぼくは車の片隅にそっと置いてその香りを楽しむのを倣いとっしているのである。



長野の諏訪湖の湖岸にはこのカリンの並木があって、秋には果実の実りを楽しませてくれる。
東京でも、かなりの度合いでカリンの花を見ることが出来る。



あなたも探してみてはどうだろうか。
見つけられたとき、きっと感動するであろうことは言を待たないのである。

まるで陽だまりの山の斜面に咲き乱れる桃のような、山野に咲くマンサクのような、それでいて貞淑な女性の心根(こころね)のような花である。



ぼくはこの花を見ると、なにがしかの恥じらいすら覚えてしまう。
それほど、可憐でいながら濃厚でかつ貞淑な花である。





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                     荒野人




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