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エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

時代は駆足で・・・

2016年08月01日 | ポエム
駆足で過ぎ去ってゆく。
時代と云う時間、のことである。

昨日、名横綱であった千代の富士・九重親方が逝去された。
膵臓癌であった。

このところ、昭和を支えた知識人や著名人がお亡くなりになる。
まさしく、時代が終わろうとしている。
つい先日、ピアニストの中村紘子さんがお亡くなりになったばかりである。

近頃は、こうした同時代を走り抜けた人の逝去の方に触れる度に滂沱として涙が零れてならない。
昭和は、ますます遠くなってゆくのである。



「昭和てふ駆足で過ぐ夏の果」



時あたかも、東京都知事に小池百合子さんが当選した夜である。
いろいろ言うまい。
時代を惜しむのでは無く、平成の時間の豊かならんことを希求するのみである。

今日、写真は無い。
無念と、明日への希望は少ない文字で綴るのだ。


     荒 野人