エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

被災地・岩手からの報告1

2011年10月18日 | 日記
10月18日。
二泊目の宿泊ホテルに投宿した。



一関から遠野を経て宮古、田老町と下り、海岸にあった田老球場を見てきたのである。
惨状が目の前に広がった。



政治は、この7ヶ月間一体何をしていたのか。
ぼくは、怒りで胸が潰れそうだ。

7ヶ月もかけて、瓦礫を移動させただけだとしか見えないのである。
国会で、特別委員会や予算委員会で、何を議論してきたのだ。



与党・民主党の罪は大きい。
とりわけ、居直ってきた管の責任は重大である。
その責任も取らず、管は四国へお遍路さんに出てヘラヘラと歯を出して笑っている。

野党もまた、金権問題だとか、小沢問題だとか・・・党利党略の議論しかしてこなかった、と現地を見て思う。
政治と金の問題は重要だ。
その通りだ。
だがしかし、国民の生命と財産をどう守るのか!
税金で飯を食っている政治家の責任をどう考えているのか。



小沢問題よりも深刻で喫緊の課題ではなかったのか。
ぼくはいま怒っている。
泣きたいほど怒っている。



政治家は、この現状を真正面から捉えているのか。
ほんの少しの時間しか見ていないぼくが、こんなに怒りに震えている。



だが・・・。
薄暮の堤防の上を、若い二人が歩いていた。
少しだけ救われた。

いま、ぼくは冷静に書けないし問題を捉えられない。
明日、東京に帰る。

ごめんなさい。
大分興奮している。

もう一度、現実と対峙して被災地のレポートを書き続けたい。





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 荒野人

デジブック 『碌山美術館へ』

2011年10月18日 | ポエム
昨日は午前3時少し過ぎたころ東京を脱出した。
朝まだきの東北自動車道を走り続けた。
平泉に到着。

いまは一関にいる。
今日はこれから海側に行く予定である。
途中に民話の「遠野」を走る。
海岸線を北上するのである。

さて、予め予定した記事をアップする。
明日は、岩手報告を予定したいと思っている。

かくして碌山美術館は安曇野に佇み、時間を削っているのである。



ぼくはこの佇まいが大好きである。





デジブック 『碌山美術館へ』







美術館の構内は秋が忍び足で迫っているのである。

誠に「結構の極み」であります。
安曇野は、深まる秋に身を委ねつつ静謐の時間へと誘われております。



青春の墓標は何か?
と聞かれれば、ぼくはまずもってこの碌山美術館をあげたと思う。





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