「竜馬がゆく」 司馬遼太郎～幕末の狂信的な流れは昭和になって、昭和維新を信ずる妄想グループにひきつがれ、大東亜戦争をひきおこした

　坂本龍馬のことを調べるために「竜馬がゆく」（司馬遼太郎著）を読んでいたら、こんな描写があった。

『重太郎は、流行の水戸的な攘夷思想にかぶれている。
　それがおなじく流行の国学者の攘夷思想と入りまじって、きわめて宗教臭のつよいものだ。
　この神国思想は、明治になってからもなお脈々と生きつづけて熊本で神風連の騒ぎをおこし、国定教科書の史観となり、昭和右翼や、陸軍正規将校の精神的支柱となり、おびただしい盲信者を生んだ。
　たしかにこの宗教的攘夷論は幕末を動かしたエネルギーではあったが、しかし、ここに奇妙なことがある。
　攘夷論者のなかには、そういう宗教色をもたない一群があった。
　長州の桂小五郎、薩摩の大久保一蔵（利通）、西郷吉之助、そして坂本龍馬である。
　宗教的攘夷論者は、桜田門外で井伊大老を殺すなど、維新のエネルギーにはなったが、維新政権はついにかれらの手ににぎることはできなかった。
　しかしその狂信的な流れは昭和になって、昭和維新を信ずる妄想グループにひきつがれ、ついに大東亜戦争をひきおこして、国を惨憺たる荒廃におとし入れた。
　余談から余談につづくが、大東亜戦争は世界史最大の怪事件だろう。
　常識で考えても敗北とわかっているこの戦さを、なぜ陸軍軍閥はおこしたのか。
　それは、未開、盲信、土臭のつよい宗教的攘夷思想が、維新の指導的志士にはねのけられたため、昭和になって無智な軍人の頭脳のなかで息をふきかえし、それがおどろくべきことに「革命思想」の皮をかぶって軍部をうごかし、ついに数百万の国民を死に追いやった。
　昭和の政治史は、幕末よりもはるかに愚劣で、蒙昧であったといえる。』（文春文庫・第３巻）


　司馬遼太郎は合理主義者で、非合理なものが大嫌いなんですね。
　その非合理なものの最たるものが、大東亜戦争。

　この非合理は〝宗教的な盲信〟と〝政治〟が結びついた結果だと考えている。

　宗教的な盲信ほど、おそろしいものはない。
　現在も、「日本すごい！」とか、天皇を宗教的な存在に祭り上げようとする動きが垣間見えるのだが、大丈夫だろうか？
　自民党の三原じゅん子なんか、「神武天皇の時代から歴史をとらえ直そう」とか言ってるみたいだし。

　

コンフィデンスマンJP 第６話 古代遺跡編～斑井は熱狂する日々を買ったの。こんな幸せな生き方ないじゃん

　斑井満（内村光良）が無意味な山を３億で買い、地位を捨て、在野の考古学者として土を掘り始めた理由。
　これについてダー子（長澤まさみ）は言う。

「考古学は取り憑かれるもの。
　賞状をもらうことでも教科書の写真になって鼻毛を描かれることでもない。
　名誉なんて屁みたいなものよ。
　探し求める行為そのもの。
　幻を求めて一心不乱に勉強する日々。
　それこそが本当の喜び。
　本当の幸せ」

「斑井は遺跡があるから山を買ったんじゃない。
　熱狂する日々、幸せな生き方を買ったの。
　無一文になっても、世間からバカにされても構わない。
　ただ探し求めるのみ。
　こんな幸せな生き方ないじゃん」

　実に含蓄のある言葉だなぁ。
　
〝何かに取り憑かれて熱狂する日々こそが幸せ〟

　リチャード（小日向文世）はこれを〝悟り〟と呼んだけど、これが究極の生き方だよなぁ。
　しかも斑井の行為がすごいのは、山を掘るのが遺跡が出るかどうかもわからない〝無意味な行為〟であること。
　遺跡が見つからず、お金も名誉も得られず、世間からバカにされて、そのまま死んでしまうかもしれない。
　いや、むしろその可能性の方が高い。
　それでも彼はこの生き方を選んだ。

　子供は自分の行為に何かを求めない。
　ただ楽しいからやる。
　ところがオトナになると、人はお金や名誉を求めたり、結果を求めたり、こんなことは無意味だと思ったりする。

〝遊びをせんとや生まれけむ
　戯れせんとや生まれけむ
　遊ぶ子供の声聞けば 我が身さへこそ揺るがるれ〟（梁塵秘抄）

　今回はこういうお話でした。

　最近、僕は熱狂するものがないんだよなぁ。
　余計な澱がたくさんついて身動きがとれなくなっている。

西郷どん 第18回 「流人 菊池源吾」～薩摩が加害者だったことを知る吉之助 「おいにこの島のことを教えてたもんせ」

　吉之助（鈴木亮平）、リセットである。
　価値観が180度変わったと言ってもいい。

　島の娘・とぅま（二階堂ふみ）はサトウキビを作らされ、高い年貢を取り立てる薩摩について語る。

「この島は砂糖の地獄になった」
「蘭癖の殿様のせい」
「殿様が死んだ時は皆で喜んだ」
「私らは民のうちに入らんかったんじゃ」

　とぅまらにとって薩摩は〝加害者〟だったんですね。
　その元凶は〝蘭癖の殿様〟斉彬（渡辺謙）。
　吉之助は共犯者でもある。

　今まで信じていた価値観を否定されて、吉之助は怒り、狼狽するが、最後にこんな結論を得る。

「こん島の砂糖のおかげで薩摩は大藩と呼ばれるようになった」
「おはんらの苦労を何も知らないまま、おいは藩の金を湯水のごとく使っていた」
「おいにこの島のことを教えてたもんせ」

　………………

　物事には〝光〟と〝陰〟があるんですよね。
　どんなにまぶしい光であっても、その陰では虐げられている人、苦しんでいる人がいる。

　加害者と被害者。
　このことにスポットを当てたこの作品はたいしたものだ。
　ふつうの作品なら〝斉彬素晴らしい〟〝薩摩は正義〟を貫くところ、敢えてそれを否定した。

「おいにこの島のことを教えてたもんせ」
　と言えた吉之助も立派。
　斉彬の言葉を吸収したように、とぅまの言葉もどんどん吸収していくことだろう。
　ひとつの価値観だけに固執するのではなく、もう一方の価値観にも耳を傾ける。
　吉之助はひとまわり大きな人間になっていくに違いない。
　それは敵対し、殺し合いやいくさをおこなう幕末において貴重なこと。

　島の文化も面白い。
〝海神様〟
〝ユタ神様〟
〝ケンムンに惑わされないための手の入れ墨〟
〝自分の発した言葉を神様が信じて、それが現実になる〟
〝労働の際に歌う唄〟

　当初、吉之助はとぅまの手の入れ墨を「罪人か」と嫌うが、それにもしっかりとした意味があることを知る。
　自分の世界がいかに狭く、偏見にみちたものであるかを知る。
　やはり人は旅をし、異文化に触れてみるべきですね。

　吉之助が今回見聞きしたことから現在を見てみると、現在もヤマトンチュは沖縄を虐げていませんかね？
　基地問題で翁長知事が戦う姿勢をみせると、地方交付金を減らし、首相は芸能人には会うのに翁長知事には会わない。
　警官は基地反対の人々を〝土人〟と呼ぶ。
　太平洋戦争では本土を守るために沖縄が犠牲にされた。

「おいにこの島のことを教えてたもんせ」
　人は知らないことの方が多い。
　吉之助のように素直に学ぶ姿勢を持とうと自戒する。

拉致問題～安倍晋三は口先ばかり。連休は外遊とゴルフ。そろそろ結果を出してくれ

　金正恩、拉致問題についていはく、
「韓国やアメリカなど、まわりばかりが言ってきているが、なぜ日本は直接言ってこないのか」

　拉致をしておいて、この言い草はないと思うが、事実ではある。
　何しろ安倍がやってることって、アメリカのトランプや韓国の文在寅に「拉致問題のことを話して下さいよ」と頼むだけ。
　自分の国の問題なんだから自分で解決するのが当然なのにそれをしない。

　おまけに、
　ゴールデンウィークは中東に外遊。
　イスラエルでは靴に入ったデザートを食わされる（笑）
　まあ、外遊は仕方ないんだろうけど、帰国したと思ったらゴルフ。
　拉致問題について真剣に考えているとは思えない。
　僕だったら、ゴルフなんかせずにスタッフ集めて、この好機にどう対応するか議論するけどね。
　何が「自分が司令塔になって取り組む」だ？
　ほんと口ばっかり。

　一応、安倍はフジテレビの夕方の番組に出て「北京ルートでやってる」って言い訳してたけど、この〝北京ルート〟って何？
　ネットでは、北京の大使館からFAXを送ることって言われてるけど、まさかそんなことないよね？
　さらに言えば、この５年間、拉致問題で何の進展もないのだから、〝北京ルート〟って意味ないんじゃない？
　アメリカ、中国、韓国、ロシアは水面下で特使をどんどん北朝鮮に送っているらしいぞ。
　日本はもちろんやってるよね？

　昨日、北朝鮮の朝鮮中央通信は１２日、日本人拉致問題の解決を訴えている安倍晋三首相らを名指ししてこう発言。
「日本の反動層がすでに解決した『拉致問題』を再び持ち出し世論化するのは、稚拙で愚かな醜態だ」

　ほら、北朝鮮は「拉致問題は解決済み」って言ってるぞ。
　僕もそう言ってくると予想していた。
　シロウトの僕でさえ思いつくんだから、日本の外務省もこう言われた場合の対応策を考えているよね？
　それとも無策？

　安倍晋三よ、そろそろ結果を出してくれ。
「司令塔」とか「しっかり」とか、うわっ面の言葉はもう要らない。

　拉致被害者の家族の皆さんも５年間進展のない安倍で本当にいいのですか？

銀河英雄伝説 第5話 「第十三艦隊誕生」～安全な場所に隠れて主戦論を唱えることはやさしい

　アスターテ会戦の戦没者慰霊祭で国防委員長のトリューニヒトはこう演説する。

「彼らは尊い命を祖国の自由と平和を守るために捧げたのだ。
　彼らが散華したのは個人の命より、さらに貴重なものが存在するということを後に残された我々に伝えるためなのだ。
　150万の兵士はなぜ死んだのか？
　彼らは祖国の自由を守るために命を投げ打ったのだ。
　帝国との講和を主張する平和主義者たちよ、眠りからさめよ。
　平和を口で唱えるほどやさしいものはない」

　何と欺瞞に満ちた言葉だろう。
「個人の命より大切なものがある」
「それを守るために命を捨てることは尊い」
　国家主義者はこういう発想をする。

　これに対してヤン（CV 鈴村健一）はこうツッコむ。
　150万の兵士が死んだのは、
「首脳部の作戦指揮がまずかったからさ」

　平和を口で唱えるほどやさしいものはない、という発言に対しては、
「いや、安全な場所に隠れて主戦論を唱えることもやさしい」

　参列者が立ち上がって「同盟万歳！」「共和国万歳！」を叫ぶ時は、ヤンだけ立ち上がらずに、
「この国は自由の国です。
　起立したくない時に起立しない自由を行使します」

　ヤン、カッケー！
　すごい皮肉屋でもある。
　でも、言っていることは正しい。
　つまり、
〝戦争を説くやつは自分は戦場に行かずに安全な場所にいる〟

　アスターテ会戦で婚約者のラップを失ったジェシカも同じことを問いかけていた。
「委員長、あなたはどこにいます？
　死を賛美なさるあなたはどこにいます？
　国民に犠牲を説くあなたの家族はどこにいます？」

　悲痛な叫びだ。

　というわけで、第４話を見て思ったこと。

　戦争や何かに殉じて死ぬことの尊さを説くやつは、まず自分が軍隊に入って手本を見せてほしいものだ。
　手本を見せてくれたら、あんたらの話に耳を傾けてやろう。


※追記
　自分がアスターテ会戦の〝英雄〟に祭り上げられたことに対してもヤンは言う。
「同盟軍は敗れた。
　だから英雄を必要とするんだ。
　敗れた時は民衆の視線を大局から逸らさなくてはならない」

またもや自民党議員の問題発言～「３人以上の子供を産み育てていただきたい」「人様の子供の税金で老人ホームに行くことになる」

　自民党の議員がまた問題発言。

　自民党の加藤寛治衆院議員（長崎２区、当選３回）は自身が所属する細田派の定例会合で、
「新郎新婦には必ず３人以上の子供を産み育てていただきたい」
「結婚しなければ、子供が生まれず、人様の子供の税金で老人ホームに行くことになる」

　出たよ。
　産めよ、増やせよ、の国家主義者。

　人口減少＝国の衰退。
　彼らにとっては〝個人の自由〟よりも〝国家〟が大事。
　国のためなら個人の人権が多少制限されてもいいと考えている。

「人様の子供の税金で老人ホームに行くことになる」という発言には、
　老人ホームに行くこと＝税金の投入＝お国に迷惑がかかること、って発想があるよな。

　ったく、自分たちは税金をバカなことに使ってるくせによく言うよ。
　安倍が外遊でチヤホヤされるために海外にバラまいているカネを少しは国内の子育てにまわせ。
　お前らこそが迷惑。

　加藤寛治は自分の〝政治家としての無能〟をまったく理解していない。
　相変わらずの保育園不足。
　アベノミクスで実質賃金は低下。
　貧困家庭は子供の６人にひとり。
　安倍が選挙公約にしていた教育の無償化はどこに行った？
　こんな環境で、子供をつくれるわけがないだろう？

　でも、こいつらは自分の無能を忘れて、国民に根性論や自己責任論を押しつけるんだよな。

　一方、国民も人が良いから、こういうことを何度も言われているうちに、いつのまにか「そうかな～、そうだよな～」と洗脳されてしまう。
　だから、ここでそれは違うと言っておかなくてはならない。
　それは麻生太郎や武田鉄矢らのセクハラ容認発言も同じ。

　自民党って、ほんとおかしな政党になったきた。


※追記
　そんな所へこんなニュースが入ってきた。
『国の借金 過去最大に 国民１人当たり約860万円』（NHKニュース）

※参照記事
　「３人以上子供産み育てて」自民・加藤衆院議員（読売オンライン）

加計問題・参考人招致～柳瀬氏は〝会いに行ける総理秘書官〟だった！（笑）

　柳瀬元総理秘書官の参考人招致。

　午前中の質疑でわかったことは、

★柳瀬総理秘書官は〝会いに行ける総理秘書官〟だった！
　柳瀬氏は「官邸にいると世間の常識から離れてしまう」と思い、加計学園の関係者と会っていたらしい。
　いはく、「要望があれば出来る限り民間の方に会う」

　よーし、僕も柳瀬さんに会いに行くよ！（笑）
　原発など、エネルギー問題について話を聞いてもらいたいから！
　加計学園の関係者に３度も首相官邸で会っていたんだから会ってくれるよね？
　首相官邸にも入ってみたいし。

　でも、国家戦略特区関連で面会したのは〝加計学園〟だけなんだって！
　どうして？
　国家戦略特区事業者は他にもたくさんいるのに？

　午前中にわかったことのふたつめは、

★柳瀬総理秘書官は〝上司に報告しない総理秘書官〟〝メモを取らない総理秘書官〟だった。
　国家戦略特区は安倍が議長で力を入れている案件なんだからフツーは報告を入れるよね？
　なのに柳瀬氏は何の報告もしなかったらしい。

　おいおい、＜報告・連絡・相談＞は仕事の基本だぞ。
　常に総理と同行しランチなどもいっしょに食べているんだから、「この前、加計学園の関係者が来ましてね」くらいの話はするだろう？
　まして加計孝太郎氏は安倍の腹心の友だ。
　ヨイショする意味でも耳に入れないわけがない。
　こんな苦しいウソをつかなきゃいけないのは、安倍が「加計学園の申請を知ったのは昨年の１月20日だった」という答弁との整合性を取るためなんだろうけど、ウソつきの総理を守るのは大変だね。

　会議の時、メモも取らないらしい。
　まあ、柳瀬さんは偉い人だからきっと部下にメモを取らせてるんだろう。
　でも、そのことを江田憲司議員が質問したら、部下もメモを取ってないとのこと。

　んなわけあるか！
　ビジネスの場では忘れたり、言った言わないをしないためにメモを取るのは常識。

　もしメモを取っていないのなら、先程の＜報連相＞の件も含めて、この人、仕事できないよね。
　こんな仕事のできないヤツが日本の中枢にいるのか？
　会議での内容をすべて記憶しているスーパー官僚ならメモを取らなくてもいいと思うけど、柳瀬氏は肝心なことは「記憶がない」だもんな。
　だったらメモを取れ！

　柳瀬さん、苦しいね？
　大変だね？
　安倍を守るために泥をかぶり、こんな苦労をしなくてはならない。
　同情するよ。

　安倍を守るための〝お笑い劇場〟は本日の午後も続く。


※追記
　中村愛媛県知事は参考人招致を受けて、こう発言。
「一部の発言は愛媛県の信頼に関わる。一般論として真実ではないこと、極論で言えばウソで、他人を巻き込む」
「人には誇りってものがある」
「会った会わないでこんなに引きずらないといけないのか。柳瀬秘書官と交換した名刺については公開する」
　中村知事、カッケー！

　面会時の状況については、
「職員はメインテーブルに座っていた。後ろじゃないんです」
　柳瀬はどうして簡単に反論されるウソをついたんだろう？
　どうせ否定するんだろうけど、どこに座ったかやり合うなんてレベル低すぎないか？
　

※関連記事
　【速報】蓮舫氏、柳瀬氏に「あなたの記憶は自在なのか」（朝日新聞）

日中韓首脳会談、成果なし～安倍抜きで展開される北東アジア外交。〝外交の安倍〟というのもウソだった！

　昨日の日中韓首脳会談。
〝外交の安倍〟というのもウソだったらしい。

　共同声明は昨日昼間に出る予定だったが、出たのは深夜。
　内容は落ち着く所に落ち着いたという形で、無難。

　北朝鮮に対する対応では、
・安倍は〝圧力〟
・韓国の文在寅は〝対話〟
・中国の李克強は〝日朝会談開催を支持する〟
　安倍が主張する圧力路線はスルーされた形。

　３首脳が並んでの写真撮影では、安倍が握手を求めて握手をするも、すぐに手を離される。
　そりゃあ、安倍は腐敗だらけの〝膿のかたまり〟だから積極的に握手なんかしたくないよな。
　それなのに安倍は笑顔を作って友好ムードを演出。
　だが、李克強は終始硬い表情。
　文在寅はそのまま日帰り。

　そう、彼らは安倍と話をすることは時間のムダだと思っているし、パフォーマンスに利用されたくないのだ。

　何しろ安倍晋三はアメリカのポチだからね。
　アメリカと意見が同じなら、安倍ではなくトランプやアメリカの高官と話をした方が建設的な話が出来る。
　それに安倍の話っていつも官僚のつくった文章を読んでいるだけ。
　だったら実務を担う行政責任者と話した方がマシ。

　おまけに安倍は馬×。
　おっと、これは国家機密だった。
　でも文在寅も李克強もそのことを知っていて、テキトーにあしらっておけばいいと思っている。

　北東アジアで完全に〝蚊帳の外〟の日本。
　日本を置いてけぼりにして物事はどんどん進んでいる。
　かろうじて相手をしてもらっているのは〝経済〟があるから。
　政治的には存在感のない国にどんどんなっている。
　安倍はこのゲームに参加したくてしょうがないみたいなんだけどね。

　日本はもっと理想や大きな構想を持つべきだ。
　核兵器廃絶なんて日本がリーダーシップをとれるのに、それをしない。

　で、いつもの結論になるんだけど、
　安倍晋三じゃダメだ。
　安倍の世界ってアメリカと自分のお友達の狭い世界だから、大きな構想など描けるわけがない。

いい加減にしろ！～森友と財務省の交渉記録５００ページ以上が存在。もはや三流国家である

　もう財務省、いい加減にしろよ。

　日テレニュースでこんな記事。

『森友学園への国有地売却問題で財務省側が学園側などと面会や交渉をした５００ページ以上の記録が残っていたことがＮＮＮの取材でわかった。
　去年国会で当時の佐川理財局長が「ない」と答弁していたもの。
　記録の中には２０１６年３月に当時の理財局の幹部と森友学園の理事長だった籠池被告とのやりとりも詳細に記されている。
　さらに安倍首相の昭恵夫人や複数の政治家の名前もあるという。去年の国会で佐川氏は記録は残っていないと答弁し続けていた。
　大阪地検特捜部もこうした記録を把握しており、財務省も来週までに記録を国会に提出する方針』

　またも出て来た「ない」と言われていた書類。
　防衛省の『日報』しかり。
　厚生労働省の『裁量労働制』のデータしかり。
　財務省にはもうひとつ前科があって、２月～３月に話題になった『森友土地取引の決裁文書』も「ない」と言われてたのに出て来た。

　完全に国会を舐めてるよな。
　国会＝国民の代表だから、国民を舐めていることでもある。

　これが昨年に出て来ていたら、昨年の国会はまったく違っていたものになっていただろう。
　総選挙の結果も違っていたかもしれない。

　それに
　こんなふうに不都合な書類を隠蔽したり改ざんしていたら、行政府はやり放題だよな。
　国民にはウソの情報しか知らされない。
　悪事はみんな隠される。
　国民はウソの情報に踊らされ、正しい判断ができない。
　これはもう民主主義国家じゃないよね。

　つーか、安倍、これらのことだけで内閣総辞職なんだよ！

　もしこれらが安倍の知らない所でやられたとしたら管理能力ゼロの無能。
　もし安倍が知っていたとしたら腐りまくっている。
　もし官僚が忖度していたとしたら官邸圧力がハンパでないということ。
　おそらく安倍の取り巻きの総理秘書官らがやりたい方題しているのであろう。

　もう異常だね。
　ウソと偽りばかりの安倍政権。
　完全に末期状態。
　これで自民党や公明党が安倍を容認するようなら、もうおしまい。
　国民もこれを許すようなら、何てお人好しのバカだ、と世界中から笑われる。
　マスコミも司法も自分の役割をしっかり果たせ。

　この国はほんと温すぎる。


※参照記事
　財務省と森友　５００ページ以上の交渉記録（日テレニュース）

検証アベノミクス～物価が上がれば景気が良くなるなんてあり得ない。政府は「イザナミ景気に次ぐ好景気」と大本営発表！

　アベノミクスって成功しているのかね？

　今年の１～３月期のＧＤＰは速報値でマイナスらしい。
　理由は、野菜の高騰と大雪で外出を控えたから（笑）← 野菜と大雪くらいでＧＤＰが左右されるのかいっ！
　それまでは８四半期プラスだったが、他の先進国の成長に比べたら微々たるもの。

　日銀の黒田総裁は物価目標２％UPの期日を設定するのをやめ、首相の安倍晋三は財政健全化目標を2025年まで見送るらしい。

　実質賃金は下がってるし、無貯金世帯は増えているし、どう見ても景気がいいとは言えない。

　それでも政府は〝戦後のイザナミ景気に次ぐ長さの好景気〟と言い張っているんだけど、絶対にウソだろう。
　何しろ公文書を改ざんする政府だからな、
　経済に関する数字を自分の都合のいいように弄っていてもおかしくない。
　…………

　僕は経済の専門家じゃないけど、思うんだよね。
　
　アベノミクスの円安とか量的緩和で物価を無理矢理あげても好景気になんかならないって。

　僕が思うに、物価が上がって景気が良くなるってこういうことじゃないかな？

１．減税する
２．給料を上げる
３．消費が増える
４．モノが足りなくなってきて物価が上がる
５．好景気になる

　なのに、安倍や黒田がやっていることは逆。
　ともかく物価を上げることを最優先にしている。

　さらに、
　消費増税、所得税、住民税、相続税、酒税などをUP。
　年金料を上げて年金を減らし、入院費などの医療負担を増。
　よく言われているように、アクセルとブレーキを同時に踏んでいるわけだ。
　これで庶民がお金を使うわけがない。

　おまけに、せっかく集めた血税を
＜加計学園＞とか、
＜下町ボブスレー＞とか、
＜詐欺で告発されてるスパコン＞とか、
＜何ら有力なコンテンツを生み出さないクールジャパン推進事業＞とか、
＜将来の負債になるリニア新幹線＞とか、
　どーしようもないことに使って、結局ドブに捨てている。
　何の成長戦略にもなっていない。

　経済界もバカだよね。
　経団連は消費税14％、経済同友会は消費税19％を要求。
　これをやったら内需は完全に冷え込み、日本経済は死ぬだろう。
　あんたらの会社も潰れるよ。
　どうして、こんな簡単なことがわからない？

　量的緩和で国の借金は200兆円増えてるし、このまま今の経済政策を進めていたら、とんでもないことになると思うんだけど、どうなんだろう？

　今の総理大臣は「この道しかない」と言って、自分の間違いを認めない男だから、本当に危ない。
　負けがわかっているのに太平洋戦争を遂行していった軍部のよう。
　バカに権力を持たせることほど愚かなことはない。

　そろそろ誰か軌道修正をしてくれないかな？